会議の録画データを共有する前に、開始前の雑談や、不要な待ち時間の部分だけカットしたい――そんなときに使える、Microsoft標準の編集方法を解説します。
この記事でわかること
- 簡単なトリミングとしっかりした編集の違い
- Microsoft Stream内蔵のトリミング機能
- Clipchampを使った本格的な編集
- 目的に応じた使い分け
結論から言うと、録画データの編集方法には、大きく分けて「Microsoft Stream内蔵のトリミング機能」と「Clipchampというビデオ編集ツール」の2つの選択肢があり、目的に応じて使い分けるのがおすすめです。
1. 開始・終了部分だけカットしたい場合
冒頭や末尾の不要な部分だけを取り除きたい、というシンプルな用途であれば、動画が保存されているMicrosoft Stream(またはOneDrive/SharePoint上の動画プレーヤー)に内蔵されたトリミング機能で十分です。
- 録画データを開く
- 動画プレーヤーのトリミング機能を選ぶ
- 開始位置と終了位置を指定する
- 保存する
この方法は、いわば「しおりを付けて非表示にする」ような処理で、元の映像データ自体が削除されるわけではありません。
2. 複数箇所のカットや、字幕・BGMを加えたい場合
途中の不要な部分を複数箇所カットしたい、字幕やテロップを加えたい、といった、より本格的な編集が必要な場合は、「Clipchamp」というビデオ編集ツールを使います。
- Clipchampを開く
- 編集したい録画データを読み込む
- 不要な区間を選んで削除する
- 必要に応じて、字幕やBGMを追加する
- 編集が完了したら書き出す
ClipchampはMicrosoft 365のライセンスがあれば、追加料金なしで利用できる点が大きな利点です。
3. どちらを選ぶべきかの目安
- 開始・終了の余白だけカットしたい:Stream内蔵のトリミング機能
- 複数区間のカット、字幕・BGMの追加が必要:Clipchamp
シンプルな用途であれば内蔵機能で十分ですが、社内研修用の教材など、見やすさにこだわりたい場合はClipchampの活用を検討しましょう。
4. より専門的な編集が必要な場合
さらに凝った演出(複雑なテロップアニメーション、色調補正など)が必要な場合は、Adobe PremiereやDaVinci Resolveといった、外部の専門的な動画編集ソフトを使う方法もあります。ただし、多くの社内利用では、Clipchampの機能で十分対応できるでしょう。
5. 編集した動画の共有方法
編集が完了した動画は、別記事で紹介した通り、チームのチャネルやチャットで共有できます。編集前の元データと混同しないよう、ファイル名に「編集済み」などを含めておくと分かりやすくなります。
6. 編集前のデータはどうなるか
Stream内蔵のトリミングでは、元の映像データがそのまま保持されるため、必要であれば後から編集をやり直すこともできます。一方、Clipchampで書き出した動画は、新しいファイルとして保存されるため、元の録画データとは別に管理されます。
7. 編集作業に慣れていない場合
初めて動画編集を行う場合は、まずシンプルなトリミング機能から試してみることをおすすめします。慣れてきたら、Clipchampの他の機能にも挑戦してみましょう。
8. 機密情報を含む録画の取り扱い
編集の過程で、機密情報が映り込んだ部分を削除する場合は、その部分が完全に除去されているか、書き出し後の動画を必ず確認しましょう。トリミングだけでは元データが残っている場合があるため、共有前の最終確認が大切です。
まとめ
- シンプルなカットには、Stream内蔵のトリミング機能で十分
- 複数区間のカットや字幕追加には、Clipchampが向いている
- ClipchampはM365ライセンスがあれば追加料金なしで使える
- 機密情報が映り込んだ場合は、共有前に必ず最終確認する
よくある質問(FAQ)
Q. スマートフォンでも編集作業はできますか?
Clipchampはパソコンでの利用が基本ですが、環境によってはモバイル版も提供されています。
Q. 編集にはどのくらい時間がかかりますか?
動画の長さや編集内容によりますが、簡単なトリミングであれば数分程度で完了します。
Q. 編集した動画のファイルサイズは大きくなりますか?
書き出し時の設定によりますが、元の録画データと同程度、またはそれ以下になることが一般的です。
