Copilot Notebooksとは?資料をAIに整理させる方法

複数の書類が1つのノートにまとまりAIが整理するイメージ 生成AIの最前線

結論から言うと、Copilot Notebooksとは、Word・PowerPoint・PDF・会議メモ・Webページといったバラバラな資料を1つのワークスペースにまとめて、その内容をもとにCopilotへ質問・分析・文章作成を依頼できる機能です。「このプロジェクト専用のCopilotを作る」ようなイメージで使えます。

この記事でわかること

  • Copilot Notebooksの基本的な仕組み
  • OneNoteとの違い
  • 具体的にできること
  • 音声概要・インフォグラフィックなどの新機能

1. Copilot Notebooksとは

仕事をしていると、必要な情報がWordの報告書、PowerPointの企画資料、PDF、会議メモ、Webページなどにバラバラに散らばりがちです。Copilot Notebooksは、こうした情報を1か所に集め、その内容に基づいてCopilotが回答やコンテンツを生成できるAIワークスペースです。

2. 通常のCopilot Chatとの違い

通常のCopilot Chatでは、その都度「このファイルを見て」と情報を指定することがあります。Notebooksでは、あらかじめプロジェクトに必要な資料をまとめておくことで、Copilotがその資料を前提に回答してくれます。毎回同じ説明を繰り返す必要がなくなる点が大きなメリットです。

3. OneNoteとは役割が違う

名前だけを見ると「OneNoteと同じでは」と思うかもしれませんが、役割は異なります。OneNoteは主に、ノートや情報を長期的に整理・保存する場所です。Copilot Notebooksは、登録した資料をAIが理解し、質問・分析・コンテンツ生成に使うためのワークスペースです。「OneNote=保存する場所」「Copilot Notebooks=保存した情報をAIと一緒に使う場所」と考えると分かりやすいでしょう。

4. Notebookに入れられる情報

Word文書、PowerPoint、PDF、OneNoteページ、会議メモ、Webコンテンツ、リンク、Copilot Chatの内容など、仕事に関係する資料を幅広く集められます。

5. できること:要約・質問・比較・文章作成

主な使い方は次の通りです。

  • 複数資料の要約:「このプロジェクトの重要ポイントを5項目にまとめて」
  • 資料の中から答えを探す:「価格について何が決まっていますか?」
  • 複数資料の比較:「4月版と8月版の企画書で変更された点を教えて」
  • 文章の作成:「この資料をもとに上司向けの進捗報告を300字で作って」

社内資料が増えるほど、こうした機能の便利さを実感しやすくなります。

6. カスタム指示と自動生成される概要ページ

Notebookごとに「必ず簡潔に回答する」「未確定事項は『未定』と表示する」といったカスタム指示を設定できます。また、登録された資料をもとに、Copilotが自動的にNotebook全体の要点をまとめた概要ページを作成してくれる機能もあります。

7. 音声概要(Audio Overview)とインフォグラフィック作成

2026年には、Notebook内の資料をAIが会話形式の音声にまとめる「音声概要」機能や、資料をもとに視覚的なまとめを作る「インフォグラフィック作成」機能も追加されています。音声概要は日本語にも対応しており、移動中に内容を確認したい場合などに便利です。ただし、音声概要は2026年9月時点で、会社・学校のアカウントを持つ商用ユーザー向けの機能となっている点に注意しましょう。

8. チームで共有できる

Notebookは自分だけで使うものではなく、仕事用のMicrosoft 365環境ではチームメンバーと共有して共同作業できます。プロジェクトメンバー全員が同じ資料・同じAIの前提を共有できるため、「Aさんは古い資料を見ている」「Cさんは会議内容を知らない」といった情報のズレを防ぎやすくなります。

使い始める基本的な流れ

  1. Microsoft Copilotアプリを開く
  2. 左側メニューの「ノートブック」を選ぶ
  3. 新しいNotebookを作成する
  4. 関連する資料を追加する
  5. Copilotへ質問する

利用時の注意点

Copilot Notebooksは登録した資料に基づいて回答するため、通常の一般質問より仕事の文脈に沿った答えを出しやすい一方、資料そのものが古い・間違っている場合は、回答も同じように誤ってしまいます。重要な判断をする際は、必ず元資料を確認しましょう。また、顧客情報や人事情報などの機密情報を含むNotebookを共有する場合は、誰が参照できるかを必ず確認することが大切です。

まとめ

  • Copilot Notebooksは、複数の資料を1か所にまとめてAIに理解させるワークスペース
  • OneNoteは保存する場所、Notebooksは保存した情報をAIと使う場所という違いがある
  • 要約・質問・比較・文章作成のほか、音声概要やインフォグラフィック作成にも対応
  • 資料の質を保ち、機密情報の共有範囲には注意が必要

よくある質問(FAQ)

Q. Copilot Notebooksを使うのに、追加の契約が必要ですか?

Copilot Chatの対象ユーザーに提供されていますが、Notebook作成にはSharePointまたはOneDriveのサービスプランも必要です。利用条件は契約プランによって異なります。

Q. 1つのNotebookに、関係のない資料をたくさん入れても大丈夫ですか?

おすすめできません。関係のない資料が増えると、Copilotの回答の前提が複雑になります。「1テーマ=1Notebook」を意識すると使いやすくなります。

Q. 音声概要は英語以外にも対応していますか?

日本語のほか、英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・中国語など複数の言語に対応しています。

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