会議の資料を後で見返せるように、つい画面をスクリーンショットで残したくなる――でも、それが相手にバレてしまうのではと気になったことはありませんか。今回は、Teamsのスクリーンショットに関する仕組みを解説します。
この記事でわかること
- 通常の利用でスクショが通知される仕組みはあるか
- 組織管理下での例外
- スマートフォンでの注意点
- スクリーンショットに関するマナー
結論から言うと、一般的な個人利用の範囲では、パソコンのOS機能でスクリーンショットを撮っただけで、Teams側から相手に通知が飛ぶ仕組みは基本的にありません。
1. 基本的な仕組み:通常は通知されない
スクリーンショットは、Windowsであれば「Snipping Tool」やPrintScreenキー、Macであれば「Shift+Command+4」など、OS側の機能を使って撮影します。Teamsのアプリ自体がこの操作を検知して、相手に「〇〇さんがスクリーンショットを撮りました」と通知する機能は、通常の利用範囲では備わっていません。
2. 組織管理下では話が変わる
会社や学校のアカウントでTeamsを利用している場合は、状況が異なります。組織の管理者は、次のような仕組みでコミュニケーションを監視できる場合があります。
- Microsoft Purview DLP(データ損失防止)機能:チャットやファイル共有の内容を監視する仕組み
- スクリーンショット防止機能:機密性の高い会議やチャットで、画面のキャプチャ自体を制限する機能
こうした機能は、組織側が意図的に有効化している場合に働くものであり、一般的な会議で常に作動しているわけではありません。
3. スマートフォンでの注意点
スマートフォンでスクリーンショットを撮る場合は、パソコンとは別の注意点があります。多くのスマートフォンでは、スクリーンショット撮影時にシャッター音が鳴る設定になっており、対面や通話中にこの音が聞こえることで、周囲に気づかれる可能性があります。Teams側の機能ではなく、端末側の仕様による違いという点を理解しておきましょう。
4. 録画や録音との違い
スクリーンショット(静止画)と、会議の録画・録音は、Teams上での扱いが異なります。会議の録画・録音機能を使った場合は、別記事で紹介した通り、参加者に通知が表示される仕組みになっています。一方、単純な画面のスクリーンショットには、そうした通知機能は組み込まれていません。
5. 今後の機能追加の動き
Microsoftは、2025年7月頃から段階的に、特定の会議でスクリーンショットを制限する機能の提供を進めています。今後、機密性の高い会議では、このような制限機能が標準的に使われる場面が増えていく可能性があります。組織のIT管理者から案内がある場合は、その内容を確認しておきましょう。
6. スクリーンショットを撮る際のマナー
技術的に通知されないとしても、会議の内容や資料を無断で画面キャプチャすることは、情報の取り扱いとして適切でない場合があります。
- 社外秘の情報が含まれる資料は、無断でキャプチャしない
- 記録として残す必要がある場合は、事前に主催者や参加者に一言断る
- 個人が写り込む場合は、プライバシーへの配慮も忘れない
技術的な仕組みだけでなく、マナーとして節度を持って扱うことが大切です。
7. 情報漏えいを防ぐための組織側の対策
情報の管理を強化したい組織では、DLP機能の有効化に加えて、機密情報を扱う会議には「録画・キャプチャ禁止」の運用ルールを設ける、参加者を限定するといった対策も併せて検討されています。技術的な制限だけに頼らず、運用ルールとセットで管理することが実効性を高めます。
8. 自分の情報を守るためにできること
逆に、自分が写っている画面や発言が無断でキャプチャされることが心配な場合は、機密性の高い内容を扱う会議では、会議のオプションから録画・キャプチャに関する制限機能が使えないか、主催者に確認してみるとよいでしょう。
まとめ
- 通常の利用では、スクリーンショットを撮っただけで相手に通知される仕組みはない
- 組織管理下では、DLP機能やキャプチャ制限機能が使われる場合がある
- スマートフォンでは、シャッター音で気づかれる可能性がある点に注意
- 技術的に検知されなくても、情報の取り扱いにはマナーを持って対応する
よくある質問(FAQ)
Q. 画面共有中の資料をスクリーンショットされた場合も、同様に通知されませんか?
はい、画面共有中であっても、通常はスクリーンショット自体への通知機能はありません。
Q. 会議の録画中にスクリーンショットを撮ると、録画データに記録は残りますか?
スクリーンショットの操作自体が録画データに記録として残ることはありませんが、録画自体には画面の内容がそのまま映像として残ります。
Q. スクリーンショット制限機能は、どの会議でも使えますか?
組織の契約プランや管理者の設定によって、利用できるかどうかが異なります。
