チャットで決めたタスクを、いちいち別のファイルに書き写すのが面倒――そんな悩みを解決してくれるのが、チャットの中にそのまま埋め込める「Loopコンポーネント」です。今回は、その使い方を解説します。
この記事でわかること
- Loopコンポーネントとは何か
- チャットに挿入する手順
- 使える主なコンポーネントの種類
- 通常のファイル共有との違い
結論から言うと、Loopコンポーネントは、テーブルやタスクリストなどをチャットのメッセージ内に直接埋め込み、参加者全員がその場でインラインに共同編集できる機能です。
1. Loopコンポーネントとは
Loopコンポーネントは、Microsoft 365全体で使える「実用的な生産性のユニット」と位置づけられている機能です。チャットに送信すると、単なる添付ファイルとしてではなく、メッセージそのものの中に編集可能な表やリストが表示され、参加者が直接書き込めるようになります。
2. チャットに挿入する手順
- メッセージを送りたいチャットまたはチャネルを開く
- メッセージ入力欄の下にある「その他のメッセージングオプション」を選ぶ
- 「Loop」を選ぶ
- 挿入したいコンポーネントの種類(テーブル、タスクリスト、段落など)を選ぶ
- 内容を入力し、送信する
送信すると、そのメッセージの中に、編集可能なコンポーネントがそのまま表示されます。
3. 使える主なコンポーネントの種類
- テーブル:表形式で情報を整理できる
- タスクリスト:チェックボックス付きのToDoリストを作成できる
- 段落:自由形式のテキストを、複数人で同時に編集できる
会議のアジェンダ作成や、進捗管理の簡易リストなど、さまざまな用途に活用できます。
4. 全員がリアルタイムに編集できる
Loopコンポーネントの最大の特徴は、送信後もそのメッセージ内の内容を、参加者全員がその場で編集できる点です。誰か一人が更新すると、その変更はチャットを見ている全員の画面に、ほぼリアルタイムで反映されます。
5. 保存場所について
チャットで送信したLoopコンポーネントの内容は、自動的にOneDriveに保存されます。ファイルを別途アップロードしたり、保存操作を意識したりする必要がなく、気軽に使い始められる点も利点です。
6. 通常のファイル共有との違い
Excelファイルなどを共有する方法と比べると、Loopコンポーネントは「チャットの流れの中で、その場ですぐに使う簡易的な共同作業」に向いています。
- 本格的な表計算や複雑な数式が必要:Excelファイルの共有が向いている
- 会議中にちょっとしたタスクを箇条書きで整理したい:Loopコンポーネントが手軽
用途に応じて、両者を使い分けるとよいでしょう。
7. メールやドキュメントとも連携できる
Loopコンポーネントは、Teamsのチャットだけでなく、Outlookのメールや、Word・PowerPointなどのドキュメント内にも挿入でき、どこで編集しても内容が同期される仕組みになっています。複数のツールをまたいでプロジェクトを進める際に、情報の一貫性を保ちやすくなります。
8. 使う際の注意点
複数人が同時に編集できる分、意図せず他の人の入力を上書きしてしまうこともあり得ます。重要な情報を扱う場合は、誰が何を担当するかをあらかじめ軽く決めておくと、混乱を防ぎやすくなります。
まとめ
- Loopコンポーネントは、チャット内に直接埋め込める共同編集可能な表やリスト
- テーブル・タスクリスト・段落など、複数の種類から選べる
- 全員の編集内容がリアルタイムに反映され、自動的にOneDriveへ保存される
- ちょっとした共同作業にはLoop、本格的な作業にはファイル共有、と使い分けるとよい
よくある質問(FAQ)
Q. Loopコンポーネントは、無料プランでも使えますか?
利用にはMicrosoft 365の対応プランが必要な場合があります。組織の契約内容を確認してください。
Q. スマートフォンからでも編集できますか?
対応している場合もありますが、パソコンでの利用がより快適です。
Q. 一度送信したLoopコンポーネントを削除できますか?
通常のメッセージと同様に、送信者であれば削除の操作が可能です。

