Windows11でUSB機器の給電が勝手に停止する時の対処法

USBメモリや周辺機器を接続していると、しばらく操作しない間に、勝手に給電が止まってしまう――そんな経験はありませんか。今回は、「USBのセレクティブサスペンド」という機能の設定変更方法を解説します。

この記事でわかること

  • USB給電が止まる原因(セレクティブサスペンド機能)
  • 電源オプションからの設定変更方法
  • バッテリー駆動時と電源接続時での違い
  • 設定を変更してもよいか判断するポイント

結論から言うと、この現象の多くは、消費電力を抑えるための「USBのセレクティブサスペンド」機能が原因です。電源オプションの詳細設定から、この機能を無効にすることで解決できます。

1. 「USBのセレクティブサスペンド」とは

パソコンを使用していない間、USBデバイスへの電力供給を一時的に止めることで、省電力・省エネを図る機能です。ノートパソコンでは、バッテリーの持ちを良くするために、初期設定で有効になっていることが多くあります。

2. 設定を変更する手順

  1. 「コントロールパネル」を開く
  2. 「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」を選ぶ
  3. 使用中のプランの「プラン設定の変更」を選ぶ
  4. 「詳細な電源設定の変更」を選ぶ
  5. 一覧から「USB設定」→「USBのセレクティブサスペンドの設定」を開く
  6. 「バッテリ駆動」「電源に接続」それぞれの項目を「無効」に変更する
  7. 「適用」→「OK」を選ぶ

3. バッテリー駆動時と電源接続時、両方確認する

ノートパソコンの場合、バッテリー駆動時と電源に接続している時で、別々に設定できます。バッテリー駆動時だけ有効にしておき、電源接続時は無効にする、といった使い分けも可能です。

4. デバイスマネージャー側でも確認できる場合がある

一部の環境では、デバイスマネージャーの「USB Root Hub」のプロパティからも、電源管理の設定を確認できます。

  1. 「デバイスマネージャー」を開く
  2. 「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を開く
  3. 「USB Root Hub」を右クリックし、「プロパティ」を選ぶ
  4. 「電源の管理」タブで、「電力の節約のためにこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外す

5. 設定を無効にする際の注意点

セレクティブサスペンドを無効にすると、USBデバイスの給電は安定しますが、バッテリー駆動時の稼働時間がやや短くなる可能性があります。ノートパソコンで頻繁に外出先で使う場合は、この点を踏まえて判断しましょう。

6. 「USB設定」の項目が表示されない場合

パソコンの機種によっては、「USB設定」の項目自体が表示されないことがあります。この場合、デバイスマネージャー側からの設定(手順4)を試してみましょう。

7. 特定の機器だけ給電が止まる場合

USBハブを経由している場合、ハブ自体の給電能力が不足しているケースもあります。可能であれば、パソコン本体のUSBポートに直接接続して、症状が改善するか確認してみましょう。

8. それでも改善しない場合

上記を試しても改善しない場合、USBポート自体やケーブルの不具合も考えられます。別のポートやケーブルで試してみることをおすすめします。

まとめ

  • USB給電が止まる主な原因は、「セレクティブサスペンド」という省電力機能
  • 電源オプションの詳細設定から、無効に変更できる
  • バッテリー駆動時と電源接続時で、別々に設定可能
  • 無効にすると、バッテリーの持ちがやや悪くなる可能性がある点に注意

よくある質問(FAQ)

Q. デスクトップパソコンでも同じ設定変更が必要ですか?

デスクトップパソコンでもこの機能は存在しますが、常時電源に接続されているため、影響は比較的小さいです。

Q. 外付けハードディスクが、この設定と関係することはありますか?

はい、外付けハードディスクの動作が不安定な場合も、この設定が影響していることがあります。

Q. 設定変更後、すぐに反映されますか?

はい、通常は再起動しなくても、設定変更後すぐに反映されます。

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