TeamsでCopilotに議事録を作らせる方法

会議中はメモを取ることに集中してしまい、肝心の議論に参加できない――そんな悩みを解決してくれるのが、Copilotによる議事録の自動作成機能です。今回は、その仕組みと必要なライセンスを解説します。

この記事でわかること

  • 議事録機能で具体的にできること
  • Teams PremiumとMicrosoft 365 Copilotの違い
  • 使い方の基本的な流れ
  • 導入する際に確認しておきたいこと

結論から言うと、Teamsに組み込まれたCopilotは、会議中の発言を自動で文字起こし・要約し、決定事項やアクション項目を整理してくれますが、どこまで詳しく使えるかは、契約しているライセンスの種類によって異なります。

1. 議事録機能で具体的にできること

会議にCopilotを組み込むと、次のような処理を自動で行ってくれます。

  • 会議中の発言を要約する
  • 決定事項を整理する
  • 誰が何を担当するかの「アクション項目」を抽出する
  • 会議中に自然な言葉で質問すると、それまでの議論の内容から回答する

議事録担当を決めなくても、会議終了後にはある程度まとまった記録が残る仕組みです。

2. Teams PremiumとMicrosoft 365 Copilotの違い

ここは混同しやすいポイントです。

  • Teams Premium:会議の章立て(チャプター)や、発言者ごとのタイムラインといった「インテリジェントリキャップ」機能が中心。要約の閲覧が主な用途
  • Microsoft 365 Copilot:会議中に自然な言葉で質問できる、議事録の下書きを自動生成できるなど、より踏み込んだ機能が使える

単に会議の要約を確認できればよいならTeams Premium、議事録の下書き作成や横断的な検索まで求めるならMicrosoft 365 Copilotが必要、という違いがあります。

3. 2026年の機能整理について

2026年4月から、これまでTeams Premium限定だった一部機能がTeams Enterpriseへ移行するなど、ライセンス体系の見直しが行われています。会議の要約を含む中核的なインテリジェンス機能は、引き続きTeams Premiumの範囲に含まれていますが、細かい提供範囲は今後も変更される可能性があるため、契約内容は都度確認しましょう。

4. 基本的な使い方の流れ

  1. 対応ライセンスが割り当てられた状態で会議に参加する
  2. 会議中、文字起こし機能をオンにする
  3. 会議終了後、会議のチャットに要約やアクション項目が自動的に追加される
  4. 必要に応じて、Copilotへ「未決事項は?」のように質問する

5. 「記録を残さない」要約機能も登場

議事録や録画データの保存自体が制限される業種(法務・医療・金融など)向けに、文字起こしや録画を一切保存せず、要約だけを生成する機能も、2026年に順次展開されています。機密性の高い会議を扱う場合は、こうした選択肢があることも覚えておくとよいでしょう。

6. 導入前に確認しておきたいこと

  • 自社が契約しているのがTeams PremiumかMicrosoft 365 Copilotか
  • 議事録データの保存場所とアクセス権限
  • 機密情報を含む会議での利用可否についての社内ルール

7. AIによる要約は完璧ではない

Copilotによる要約は非常に便利ですが、専門用語の誤認識や、ニュアンスの取り違えが起きる可能性はゼロではありません。重要な決定事項については、必ず要約内容を人の目で確認し、認識の齟齬がないかチェックする習慣を持ちましょう。

8. 録画・録音のマナーとあわせて理解する

議事録機能を使う場合も、別記事で紹介した録画・録音の通知や同意の考え方は変わりません。文字起こしの開始は参加者全員に表示される仕様のため、正当な目的を会議の冒頭で共有しておくと、スムーズに活用できます。

まとめ

  • Copilotの議事録機能は、要約・決定事項の整理・アクション項目の抽出を自動で行う
  • Teams Premiumは要約の閲覧が中心、Microsoft 365 Copilotはより踏み込んだ機能が使える
  • ライセンスの提供範囲は変更されることがあるため、都度確認が必要
  • AIの要約は完璧ではなく、重要な内容は人による確認が欠かせない

よくある質問(FAQ)

Q. 無料版のTeamsでも議事録機能は使えますか?

いいえ、議事録の自動生成には、Teams PremiumまたはMicrosoft 365 Copilotの契約が必要です。

Q. 議事録は自動で全員に共有されますか?

会議のチャットに追加される形が一般的ですが、共有範囲は組織の設定によって異なります。

Q. 英語の会議でも日本語で要約してもらえますか?

対応言語は機能によって異なるため、利用前に対応状況を確認することをおすすめします。

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