パスワードを何度入力しても正しく認識されず、パソコンにサインインできなくなってしまった――そんなときの対処法を解説します。
この記事でわかること
- Microsoftアカウントの場合の解除方法
- ローカルアカウントの場合の解除方法
- 回復ドライブを使った対応
- ロックアウトを防ぐための備え
結論から言うと、Microsoftアカウントを使っている場合はオンラインでのパスワードリセットで対応でき、ローカルアカウントの場合は、回復環境(トラブルシューティング画面)からコマンドを使ってパスワードをリセットする方法があります。
1. Microsoftアカウントの場合
- 別の端末(スマートフォンなど)で、Microsoftアカウントの回復ページにアクセスする
- 「パスワードを忘れた場合」を選ぶ
- ロックされているアカウントのメールアドレスを入力する
- 案内に従って、本人確認を行う
- 新しいパスワードを設定する
- 設定した新しいパスワードで、パソコンにサインインする
2. ローカルアカウントの場合(回復環境を使う方法)
- サインイン画面で、「Shift」キーを押しながら電源アイコンから「再起動」を選ぶ
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンド プロンプト」を選ぶ
- 表示されたコマンドプロンプトで、次のように入力する
net user ユーザー名 新しいパスワード
- 入力後、Enterキーを押し、パソコンを再起動する
- 設定した新しいパスワードでサインインする
3. この方法を使う際の注意点
この方法は、パソコンへの物理的なアクセス権を持つ人が誰でも実行できてしまうため、セキュリティ上、慎重な取り扱いが必要です。自分のパソコンでの緊急時対応として利用しましょう。
4. あらかじめパスワードリセットディスクを作成しておく
ローカルアカウントの場合、事前に「パスワードリセットディスク」(USBメモリで作成可能)を用意しておくことで、より簡単にパスワードをリセットできます。コントロールパネルの「ユーザーアカウント」から作成できます。
5. 回復ドライブを使う方法
別記事で紹介した「回復ドライブ」を事前に作成していた場合、そこからトラブルシューティング画面にアクセスし、同様の手順でパスワードをリセットできます。
6. PINを忘れた場合
パスワードではなくPINを忘れた場合は、サインイン画面の「PINを忘れた場合」のリンクから、比較的簡単に再設定できることが多いです。
7. どうしても解除できない場合
上記の方法でも解決しない場合は、最終手段として、別記事「工場出荷状態にリセットする方法」を使う必要があるかもしれません。ただし、この場合、個人用ファイルを保持するか、すべて削除するかの判断が必要になるため、慎重に検討しましょう。
8. ロックアウトを防ぐための備え
- 覚えやすく、かつ推測されにくいパスワードを設定する
- パスワードマネージャーを活用する
- 事前にパスワードリセットディスクや回復ドライブを作成しておく
- 二段階認証を設定し、複数の復旧手段を確保しておく
まとめ
- Microsoftアカウントの場合は、オンラインでのパスワードリセットが基本
- ローカルアカウントの場合は、回復環境からのコマンド操作で対応できる
- 事前にパスワードリセットディスクや回復ドライブを用意しておくと安心
- 解決しない場合の最終手段として、初期化も選択肢に入る
よくある質問(FAQ)
Q. コマンド操作に自信がありません。他に方法はありますか?
パスワードリセットディスクを事前に作成していれば、より簡単な手順で対応できます。
Q. 家族や会社のパソコンで、自分以外のアカウントのパスワードをリセットできますか?
管理者権限を持つアカウントであれば、他のユーザーのパスワードもリセットできる場合があります。
Q. パスワードをリセットすると、保存していたファイルは消えますか?
いいえ、パスワードのリセットだけでは、ファイルは削除されません。

