パソコンのファンの音が大きくなってきた、動作が重い――もしかしたら、CPUが高温になっているのかもしれません。今回は、CPU温度の確認方法と、発熱によるトラブルを防ぐポイントを解説します。
この記事でわかること
- Windows11には温度を確認する標準機能がないこと
- おすすめの温度確認ツール
- BIOS/UEFI画面での確認方法
- 高温を防ぐための対策
結論から言うと、Windows11にはCPU温度を確認できる標準機能が用意されていません。そのため、専用の無料ツールを使うか、BIOS/UEFI画面で確認する必要があります。
1. Windows11には温度確認機能が標準搭載されていない
タスクマネージャーなどでCPUの使用率は確認できますが、温度を表示する機能は、Windows11には標準で搭載されていません。温度を知りたい場合は、専用のソフトを別途導入する必要があります。
2. おすすめの温度確認ツール
以下のようなツールが、広く使われています。いずれも、公式サイトなど信頼できる配布元から入手しましょう。
- HWiNFO64:詳細なハードウェア情報を確認できる定番ツール
- Core Temp:CPU温度に特化した、軽量でシンプルなツール
- Speccy:パソコン全体のスペックとあわせて温度も確認できる
- Open Hardware Monitor:オープンソースで開発されているモニタリングツール
3. BIOS/UEFI画面で確認する方法
ソフトを入れずに確認したい場合、パソコンの起動時にBIOS/UEFI画面に入ることで、その時点でのCPU温度を確認できることがあります。
- パソコンを再起動する
- 起動直後に、メーカー指定のキー(F2、Delなど)を押してBIOS/UEFI画面に入る
- 「H/W Monitor」など、ハードウェア情報の項目を確認する
ただし、これは起動時点でのアイドル状態の温度であり、実際の使用中の温度とは異なる点に注意しましょう。
4. 一般的な適正温度の目安
CPUの種類によって異なりますが、一般的にアイドル時で30〜50℃程度、高負荷時で60〜80℃程度であれば、通常の範囲内とされています。90℃を超えるような状態が続く場合は、注意が必要です。
5. 高温になりやすい原因
- 内部にホコリが溜まり、排熱がうまくいっていない
- 通気口が塞がれた状態で使用している
- 経年劣化により、CPUグリス(熱伝導材)の性能が落ちている
- 高負荷な作業を、長時間続けて行っている
6. 今すぐできる対策
- パソコンの通気口の周りに物を置かないようにする
- 定期的に、エアダスターなどで内部のホコリを除去する(可能な範囲で)
- ノートパソコンの場合、冷却台の使用を検討する
- 高負荷なソフトを同時に複数起動しないよう心がける
7. それでも高温が続く場合
掃除をしても改善しない場合、内部のCPUグリスが劣化している可能性があります。この作業は分解を伴うため、知識がない場合は無理をせず、パソコンメーカーや専門業者に相談することをおすすめします。
8. 高温放置のリスク
高温状態を放置すると、パフォーマンスの低下(サーマルスロットリング)だけでなく、パーツの寿命を縮める原因にもなります。異常を感じたら、早めに対処することが大切です。
まとめ
- Windows11には、CPU温度を確認する標準機能がない
- HWiNFO64やCore Tempなど、信頼できる専用ツールの利用がおすすめ
- BIOS/UEFI画面でも、簡易的に確認できる
- ホコリの除去や通気口の確保など、日頃の対策も重要
よくある質問(FAQ)
Q. 温度確認ツールは無料で使えますか?
はい、ここで紹介したツールは、いずれも無料版が用意されています。
Q. ノートパソコンとデスクトップで、適正温度の目安は違いますか?
大きな傾向としては同様ですが、ノートパソコンの方が排熱構造上、やや高めになる傾向があります。
Q. 温度確認ツールを複数同時に使っても問題ありませんか?
問題はありませんが、システムへの負荷を考えると、通常は1つで十分です。

