会社のパソコンをドメインに参加させようとしたら、「ドメインが見つかりません」といったエラーが表示された――そんな経験はありませんか。今回は、考えられる原因と対処法を解説します。
この記事でわかること
- DNS設定が原因になっているケース
- IPv6が影響しているケース
- 権限不足が原因のケース
- コンピューターアカウントの信頼関係が壊れた場合の対処法
結論から言うと、ドメイン参加のトラブルは、DNS設定の誤り、IPv6関連の不具合、権限不足という3つの原因で発生することが多いです。順番に確認していきましょう。
1. DNS設定を確認する
ドメインに参加するには、ネットワーク上で「ドメイン名」を正しく認識できる必要があります。
- 「設定」の「ネットワークとインターネット」を開く
- 使用中のネットワークのプロパティを開く
- DNSサーバーのアドレスが、社内のドメインコントローラーを指すIPアドレスに設定されているか確認する
一般的なプロバイダーのDNSが設定されたままだと、社内ドメインの名前解決ができず、エラーになります。
2. IPv6を無効にしてみる
一部のネットワーク環境では、IPv6が原因でドメイン参加に失敗することが報告されています。
- 「コントロールパネル」の「ネットワークと共有センター」を開く
- 使用中のアダプターの「プロパティ」を選ぶ
- 「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)」のチェックを外す
- 「OK」を選び、再起動する
3. 権限を確認する
ドメインへの参加には、「コンピューターアカウントの作成」権限を持つユーザーでの操作が必要です。一般的なドメインユーザーの権限では参加できないことがあるため、ドメイン管理者に確認しましょう。
4. パソコン名の重複を確認する
すでに同じ名前のコンピューターがドメイン内に存在する場合、参加に失敗することがあります。パソコンの名前を、一意な名前に変更してから再度試してみましょう。
5. 時刻のズレを確認する
ドメインコントローラーとパソコンの時刻に大きなズレがあると、認証エラーが起きることがあります。「設定」の「時刻と言語」から、時刻が正しく同期されているか確認しましょう。
6. 一度ドメインから外れてしまった場合の対処法
以前は参加できていたのに、信頼関係が壊れてエラーが出るようになった場合、次のコマンドで修復できることがあります。
- 管理者権限でPowerShellを開く
- 「Test-ComputerSecureChannel -Credential (ドメイン管理者アカウント) -Repair」と入力する
- 案内に従って進める
7. ネットワーク接続そのものを確認する
社内ネットワークに正常に接続できているか、あらためて確認しましょう。有線・無線の接続状況や、VPN経由の場合は接続状態もあわせて確認します。
8. それでも解決しない場合
上記をすべて試しても改善しない場合、ドメインコントローラー側の設定に問題がある可能性も考えられます。情報システム部門に、エラーメッセージの詳細を伝えて相談することをおすすめします。
まとめ
- DNS設定が、社内のドメインコントローラーを正しく指しているか確認する
- IPv6が原因になっているケースもあるため、無効化を試す
- ドメイン参加には、専用の権限を持つアカウントでの操作が必要
- 信頼関係が壊れた場合は、PowerShellのコマンドで修復できることがある
よくある質問(FAQ)
Q. 自宅のパソコンでも、この記事の内容は関係しますか?
いいえ、ドメインは主に企業などの組織内ネットワークで使われる仕組みのため、一般家庭ではほとんど関係ありません。
Q. IPv6を無効にすると、他の通信に影響はありますか?
通常のインターネット利用ではほとんど影響しませんが、環境によっては再度有効にする必要が生じる場合もあります。
Q. 自分だけでは対応が難しい場合はどうすればよいですか?
無理に進めず、情報システム部門や、ネットワーク管理者に相談することをおすすめします。

