「特定のメンバー数人だけで、気軽にやり取りしたい」――そんなときに便利なのが、Teamsの「グループチャット」機能です。「チーム」や「チャネル」とは何が違うのか、今回はグループチャットの作り方と使い方を分かりやすく整理していきます。パソコン教室でも「Teamsのチームとグループチャットの違いが分からない」というご質問を本当によくいただきます。
この記事でわかること
- グループチャットの作り方(手順)
- 「チーム」「チャネル」との違い
- グループチャットの名前を変える方法
- 使ううえで知っておきたいポイント
結論から言うと、グループチャットは「チャット」メニューから「新しいチャット」を選び、複数人のメンバーを追加するだけで作成できます。正式なプロジェクト用の「チーム」を作るほどではない、ちょっとした複数人とのやり取りに向いています。
1. グループチャットの作り方(手順)
基本的な作成手順は、次の通りです。
- Teams左側メニューの「チャット」を選択する
- チャット一覧の上部にある「新しいチャット」(+アイコンなど)を選択する
- 宛先の欄に、追加したいメンバーの名前を入力する
- 複数人を続けて入力・選択することで、グループチャットになる
- メッセージを入力して送信すれば、グループチャットが作成される
3人目のメンバーを追加した時点で、自動的に「グループチャット」として扱われる仕組みです。
2. 「チーム」「チャネル」との違い
Teamsには似たような機能がいくつかあるため、違いを整理しておきましょう。
- 1対1のチャット:特定の1人とだけやり取りする
- グループチャット:複数人(最大250名まで)で、気軽にやり取りする。あとから正式な「チーム」に組織化する前段階としてもよく使われる
- チーム・チャネル:部署やプロジェクト単位で作る、より正式な組織構造。ファイルの整理やタブ機能など、長期的なコラボレーションに向いている
「今この人たちとちょっと相談したい」という一時的な用途ならグループチャット、「継続的にプロジェクトを進めていく」場合はチーム、というイメージで使い分けるとよいでしょう。
3. グループチャットの名前を変更する
グループチャットを作成すると、初期状態ではメンバーの名前がそのまま表示されます。人数が多いと分かりにくいため、名前をつけることをおすすめします。
- グループチャットを開く
- チャット名の部分、または「…」メニューから「チャット名を変更」を選ぶ
- 分かりやすい名前を入力する
「〇〇プロジェクト相談用」のように目的が分かる名前にしておくと、あとで探すときにも便利です。
4. メンバーを追加・削除する
グループチャットは、あとからメンバーを追加することもできます。「…」メニューから「メンバーを追加」を選び、新しく加えたい人を選択するだけです。ただし、グループチャットのメンバー管理は、正式なチームほど細かい権限設定ができるわけではないため、機密性の高いやり取りをする場合は注意が必要です。
5. グループチャットが向いている場面
グループチャットは、次のような場面で特に便利です。
- 部署をまたいだ数人での簡単な相談
- 期間限定のプロジェクトメンバーとのやり取り
- 正式なチーム化を検討する前の、お試し的な話し合い
- 社外の人を一時的に招いての相談(ゲストアクセスが有効な場合)
6. グループチャットの注意点
便利な一方、いくつか注意しておきたい点もあります。
グループチャットは、チームのチャネルのように整理されたファイル管理や、複数のタブ機能があるわけではありません。長期間にわたる複雑なプロジェクトでは、途中から情報が散らかりやすくなるため、内容が本格化してきたら、正式な「チーム」への移行を検討するのがおすすめです。
また、グループチャットに参加しているメンバー全員が、過去のやり取りをさかのぼって見られる点も意識しておきましょう。あとから追加されたメンバーが、それ以前の会話をどこまで見られるかは状況により異なるため、機密性の高い話題を扱う場合は注意が必要です。
7. よく使うグループチャットをピン留めする
複数のグループチャットを日常的に使っていると、チャット一覧の中で目的のものを探すのに時間がかかることがあります。よく使うグループチャットは、チャット一覧でそのチャットを右クリックし、「ピン留め」を選ぶことで、一覧の上部に固定表示できます。プロジェクトの進行中は、関連するグループチャットをピン留めしておくと、毎回スクロールして探す手間を省けます。
8. グループチャットとメールとの使い分け
「グループチャットとメール、どちらを使えばいいのか」と迷う場面もあるかと思います。目安として、すぐに返信がほしい・気軽な相談にはグループチャット、正式な記録として残したい・社外の方への正式な連絡にはメール、と使い分けるとよいでしょう。グループチャットはカジュアルなやり取りに向いている分、フォーマルな場面ではやや軽い印象を与えてしまうこともあるため、相手や内容に応じた選択が大切です。
9. 通知が多くて困る場合の対策
複数のグループチャットに参加していると、通知が多くなりすぎて疲れてしまうこともあります。あまり緊急性の高くないグループチャットは、通知をオフにする、またはミュートに設定しておくことで、本当に重要な連絡だけに集中しやすくなります。通知設定は各チャットの「…」メニューから個別に調整できるので、自分にとって快適な設定を見つけてみてください。
10. よくある使い方の失敗例
グループチャットの運用でありがちな失敗例も紹介しておきます。1つは、名前をつけないまま長期間使い続け、あとから「これは何のグループだっけ」と分からなくなってしまうケースです。作成したその場で名前をつける習慣をつけておくだけで防げます。もう1つは、本来チームとして整理すべき継続的なプロジェクトを、ずっとグループチャットのまま運用してしまい、ファイルや過去の議論が探しにくくなってしまうケースです。プロジェクトの規模が大きくなってきたら、早めにチームへの移行を検討しましょう。
11. グループチャットでのファイル共有の注意点
グループチャットでもファイルを共有できますが、チームのチャネルと違い、体系的なフォルダ整理がされにくい点には注意が必要です。会話がどんどん流れていく中で、送ったファイルが埋もれてしまいやすいため、重要な資料は「ファイル」タブから探せることを参加者に一言伝えておくと親切です。長期的に何度も参照するような資料であれば、グループチャットよりもOneDriveやSharePoint上の共有フォルダで管理する方が、あとから探しやすくなります。
まとめ
- グループチャットは「チャット」→「新しいチャット」から、複数人を追加するだけで作成できる
- 1対1チャットより多人数向け、チームより気軽で一時的な用途に向いている
- 名前をつけておくと、あとで見つけやすくなる
- 本格的なプロジェクトになってきたら、正式なチームへの移行も検討する
よくある質問(FAQ)
Q. グループチャットの人数上限はありますか?
最大250名まで参加できるとされています。ただし、実務上は数名〜数十名程度の規模で使うことが多いでしょう。
Q. グループチャットからメンバーを退出させることはできますか?
「…」メニューのメンバー管理から操作できる場合があります。詳しい権限は環境によって異なるため、うまくいかない場合はTeams管理者に確認してみてください。
Q. グループチャットを後からチームに変換できますか?
直接的な変換機能があるとは限りませんが、グループチャットで話していた内容をもとに、新しくチームを作成し、必要なメンバーを招待し直すという形で移行するのが一般的です。

