外出先から会社のパソコンにリモートデスクトップで接続しようとしたら、うまくつながらない――そんな経験はありませんか。今回は、考えられる原因を順番に確認しながら、解決法を解説します。
この記事でわかること
- 接続先パソコンでリモートデスクトップを有効にする方法
- ネットワークレベル認証の設定確認
- サービスが無効になっていないかの確認
- ファイアウォールの設定確認
結論から言うと、接続できない原因の多くは、「接続先のパソコンでリモートデスクトップ機能が有効になっていない」「ネットワークレベル認証の設定が合っていない」「ファイアウォールでブロックされている」のいずれかであり、順番に確認することで解決できます。
1. 接続先パソコンでリモートデスクトップを有効にする
- 接続される側(アクセスされる側)のパソコンで「設定」を開く
- 「システム」から「リモートデスクトップ」を選ぶ
- スイッチをオンにする
Windows 11では、初期設定でリモートデスクトップが無効になっているため、まずこの設定を確認しましょう。
2. ネットワークレベル認証(NLA)の設定を確認する
「デバイスにネットワークレベル認証を使用して接続することを要求する」という設定が、接続元の環境と合っていないと、接続に失敗することがあります。同じ画面の詳細設定から、この項目のチェックを一時的に外して試してみましょう(セキュリティ上、確認後は元に戻すことをおすすめします)。
3. リモートデスクトップサービスが動作しているか確認する
- 「Win+R」で「services.msc」と入力し、Enterキーを押す
- 「Remote Desktop Services」を探す
- 状態が「実行中」になっているか、スタートアップの種類が「自動」になっているかを確認する
無効になっている場合は、「自動」に変更してサービスを開始しましょう。
4. Windowsの機能が有効になっているか確認する
「コントロールパネル」の「Windowsの機能の有効化または無効化」から、リモートデスクトップに関連する機能が有効になっているかも確認しましょう。
5. ファイアウォールの設定を確認する
ファイアウォールが、リモートデスクトップの通信をブロックしている場合があります。「Windows Defender ファイアウォール」の設定から、「リモートデスクトップ」の許可設定を確認しましょう。
6. サインイン情報が正しいか確認する
接続時に入力するユーザー名・パスワードが正しいか、あらためて確認しましょう。特に、Microsoftアカウントとローカルアカウントを混同していないかにも注意が必要です。
7. ネットワーク環境を確認する
社内ネットワークの外から接続する場合は、VPNの設定や、ルーターのポート開放設定が必要になることがあります。会社の情報システム部門に、必要な設定を確認しましょう。
8. Windows Updateの影響を確認する
特定のアップデート後に、リモートデスクトップの動作に不具合が生じた事例も報告されています。最新の更新プログラムが適用されているか、また既知の不具合情報がないかを確認しておくと安心です。
まとめ
- 接続先パソコンで、リモートデスクトップ機能が有効になっているか確認する
- ネットワークレベル認証の設定が、双方の環境に合っているか確認する
- サービスの状態や、ファイアウォールの設定もあわせて確認する
- 社外からの接続には、VPNなど追加のネットワーク設定が必要な場合がある
よくある質問(FAQ)
Q. Windows 11 Home版でもリモートデスクトップ接続はできますか?
接続する側(クライアント)としては利用できますが、接続される側(ホスト)としての利用は、Pro以上のエディションが必要です。
Q. 同じネットワーク内なのに接続できません。
ファイアウォールの設定や、ネットワークのプロファイル(プライベート・パブリック)の設定を確認しましょう。
Q. パスワードを変更したら、突然接続できなくなりました。
新しいパスワードで再度接続を試みてください。認証情報がキャッシュされている場合は、一度削除してから再接続しましょう。

