「Incoming Webhooksが廃止された」という情報を目にして不安になった方へ、今回は現状を正確に整理して解説します。
この記事でわかること
- 廃止されたのは「レガシー」な仕組みであること
- 現在も使える「モダン」な方法
- 移行が必要なケース
- 具体的な移行手順の考え方
結論から言うと、廃止・移行の対象となっているのは、古い「クラシックアプリ」を通じた仕組みであり、現在推奨されている「Slackアプリ」経由でIncoming Webhookの権限(スコープ)を設定する方法であれば、引き続き利用できます。
1. 「廃止された」という情報の正確な意味
古い形式である「クラシックアプリ」経由でのIncoming Webhooksや、アウトゴーイングWebhookといった、レガシーなカスタム統合の仕組みが、段階的に廃止対象となっています。一方で、現在の標準的な「Slackアプリ」の仕組みを使ってWebhookを設定する方法自体は、廃止されたわけではなく、現在も公式にサポートされています。
2. 現在推奨されている方法
新しくWebhook連携を設定したい場合は、次の手順で行います。
- Slack APIの管理画面(api.slack.com/apps)で、新しいアプリを作成する
- 「Incoming Webhooks」の機能を有効にする
- 通知を送りたいチャンネルに対して、Webhook URLを発行する
- 発行されたURLに向けて、外部システムからPOSTリクエストを送る
この方法であれば、引き続き外部システムからの通知をチャンネルへ投稿する仕組みを構築できます。
3. 移行が必要なケース
以前、非常に古い「クラシックアプリ」の仕組みでIncoming Webhookを設定していた場合、そのURLは今後利用できなくなる予定です。心当たりがある場合は、早めに新しい形式への移行を進めましょう。
4. 自分の設定がどちらに該当するか確認する方法
api.slack.com/apps で、自分が使っているアプリの一覧を確認しましょう。「クラシックアプリ」として区分されているものは、移行対象に該当する可能性が高いです。
5. 移行のタイミングの目安
Slackは、クラシックアプリのサポート終了時期について、段階的に案内を行っています。正確な期限は変更される可能性があるため、api.slack.comの公式アナウンスを定期的に確認しておきましょう。
6. 送信されるデータ形式について
新しい仕組みでも、基本的なメッセージ送信(テキストの投稿)については、大きな変更なく利用できます。より高度な表現(ボタンやインタラクティブな要素)を使いたい場合は、Block Kitと呼ばれる、より柔軟な形式への対応も検討しましょう。
7. Workflowsとの違い
似た用途として、別記事で紹介した「Workflows」機能もありますが、こちらはSlack内の操作をきっかけに動く自動化が主な用途です。外部システムからの一方的な通知を受け取りたい場合は、Incoming Webhookの仕組みが引き続き適しています。
8. 社内システムの担当者と連携する
外部システムとの連携設定は、自社で開発したシステムの担当者や、情報システム部門と協力しながら進める必要がある場合が多くあります。移行作業は、早めに関係者へ相談しておきましょう。
まとめ
- 廃止対象は「クラシックアプリ」経由の古い仕組みであり、現在の標準的な方法は引き続き利用できる
- 心当たりがある場合は、api.slack.com/appsで自分の設定を確認する
- 移行時期は変更される可能性があるため、公式情報を定期的に確認する
- 移行作業は、システム担当者と連携しながら計画的に進める
よくある質問(FAQ)
Q. 個人で簡単な通知を受け取っているだけでも、移行は必要ですか?
クラシックアプリ経由で設定している場合は、個人利用であっても移行が必要になる可能性があります。
Q. 移行には専門的な知識が必要ですか?
基本的なテキスト通知であれば、比較的シンプルな設定で対応できますが、複雑な連携には一定の技術知識が必要です。
Q. 移行後、通知の見た目は変わりますか?
基本的なテキスト通知の見た目は大きく変わりませんが、より豊かな表現を使いたい場合は設定の見直しが必要です。
