右クリックしたら、選びたい項目が「その他のオプションを確認」の中に隠れていて、もう一手間かかる――そんな経験はありませんか。今回は、以前のような、すべての項目が一度に表示されるメニューに戻す方法を解説します。
この記事でわかること
- 一時的に旧メニューを表示するショートカット
- 常に旧メニューを表示する設定方法(レジストリ編集)
- 設定を元に戻す方法
- サードパーティ製ツールという選択肢
結論から言うと、右クリックの代わりに「Shift+右クリック」を使うことで、その場で一時的に、以前と同じフルメニューを表示できます。常にフルメニューを使いたい場合は、レジストリエディターでの設定変更が必要です。
1. 一時的にフルメニューを表示する方法
- 対象のファイル・フォルダの上で「Shift」キーを押しながら右クリックする
- すべての項目が表示された、以前と同様のメニューが開く
「Shift+F10」でも、選択している項目に対して同様のメニューを開けます。
2. 常にフルメニューを表示する設定(レジストリ編集)
- スタートボタンを右クリックし、「ターミナル(管理者)」を選ぶ
- 次のコマンドを入力し、Enterキーを押す
reg.exe add "HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}\InprocServer32" /f /ve
- タスクマネージャーから「エクスプローラー」を再起動する(またはパソコンを再起動する)
これで、以降は常に、簡略化されていないフルメニューが表示されるようになります。
3. 設定を元に戻す方法
やはり簡略化されたメニュー(Windows11の新しいデザイン)に戻したい場合は、次のコマンドを実行します。
reg.exe delete "HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}" /f
実行後、同様にエクスプローラーを再起動しましょう。
4. コマンド操作に不安がある場合
レジストリの直接編集に不安がある場合は、無理に行わず、「Shift+右クリック」による一時的な表示方法だけを活用することをおすすめします。
5. サードパーティ製ツールという選択肢
コマンド操作を避けたい場合は、「Winaero Tweaker」など、GUI(画面操作)でこの設定を切り替えられる無料ツールを使う方法もあります。
6. なぜメニューが簡略化されたのか
Windows11では、右クリックメニューをすっきりさせ、よく使う項目だけを優先的に表示するデザインが採用されました。多くのアプリが独自の項目を追加することで、以前のメニューが煩雑になりがちだった点への対応と考えられます。
7. Windows Update後に設定がリセットされる場合
まれに、大型のアップデート後に、この設定がリセットされることがあります。その場合は、再度同じコマンドを実行しましょう。
8. 会社支給のパソコンでの注意点
会社支給のパソコンでレジストリを編集することは、社内ポリシーに反する場合があります。事前に情報システム部門に確認しましょう。
まとめ
- 「Shift+右クリック」で、一時的に以前のフルメニューを表示できる
- 常時表示したい場合は、レジストリエディターでの設定変更が必要
- 不安な場合は、コマンド操作を避け、一時的な表示方法にとどめる
- サードパーティ製ツールを使えば、GUI操作で同様の設定ができる
よくある質問(FAQ)
Q. このコマンドは、管理者権限がなくても実行できますか?
現在のユーザーアカウントに対する設定のため、管理者権限のターミナルで実行することをおすすめします。
Q. 設定変更によって、システムに悪影響が出ることはありますか?
この特定の設定は、表示上の挙動を変えるだけのため、比較的安全とされていますが、不安な場合は詳しい方に相談しましょう。
Q. すべてのアプリの右クリックメニューに、この設定は影響しますか?
主にエクスプローラー上での右クリックメニューに影響し、個別のアプリ内のメニューには影響しない場合があります。

