家計簿をスプレッドシートで管理したい――そんな時の、基本の作り方と、集計に役立つ関数を解説します。
この記事でわかること
- 家計簿の基本的な構成
- 集計に使う関数(SUM・SUMIF)
- 表記ゆれを防ぐプルダウンの設定
- スマホで入力するコツ
結論から言うと、「日付・カテゴリ・金額・メモ」の列を作り、SUMIF関数でカテゴリ別に集計するのが、基本の形です。入力ミスを防ぐため、カテゴリはプルダウンで選べるようにしておくと便利です。
1. 基本の構成
まず、「取引」を記録するシートを作ります。次のような列を用意しましょう。
- 日付
- カテゴリ(食費・交通費・日用品など)
- 金額
- メモ
2. 合計を出す:SUM関数
一定の範囲の合計を出すには、SUM関数を使います。月ごとの支出の合計などに使えます。
3. カテゴリ別に集計する:SUMIF関数
カテゴリごとの合計を出すには、SUMIF関数が便利です。たとえば、「取引」シートの食費だけを合計したい場合は、次のような式を使います。
=SUMIF('取引'!C:C,"食費",'取引'!D:D)
条件に合う行の金額だけを、合計してくれます。条件が複数ある場合は、SUMIFS関数を使います。
4. 表記ゆれに注意
カテゴリ名に、末尾のスペースや、全角・半角の違いがあると、SUMIF関数がうまく一致せず、正しく集計できません。
5. プルダウンで入力を揃える
「データ」の「データの入力規則」を使って、カテゴリをプルダウンで選べるようにしておくと、表記ゆれを防げます。入力の手間も減らせます。
6. 月別・カテゴリ別の集計シートを作る
「取引」シートとは別に、月別・カテゴリ別の集計用シートを作り、SUMIF関数で自動集計すると、家計の全体像が見やすくなります。
7. スマホでの入力のコツ
スマートフォンのGoogleスプレッドシートアプリから、取引を入力できます。プルダウンを設定しておくと、細かい文字入力を減らせて、外出先でも記録しやすくなります。アプリの使い方は、別記事「Googleスプレッドシートをスマホアプリで使う方法とできること・制限」をご覧ください。
8. 予算テンプレートの活用
予算管理のテンプレートは、Googleスプレッドシート上に複数公開されています。ゼロから作るのが大変な場合は、テンプレートを参考にしてみましょう。ただし、テンプレートギャラリーの日本語版に、家計簿があるかどうかは、確認できていません。
まとめ
- 「日付・カテゴリ・金額・メモ」の列で、取引を記録する
- SUMIF関数で、カテゴリ別に集計できる
- プルダウンで入力を揃えて、表記ゆれを防ぐ
- スマホでも、プルダウンを使うと入力しやすい
よくある質問(FAQ)
Q. SUMIFの結果が0になってしまう場合は?
カテゴリ名に、表記ゆれやスペースの混入がないか、確認しましょう。
Q. 家計簿を家族で共有できますか?
共有設定で、家族に編集権限を与えれば、共同で入力できます。ただし、家計の情報は機密性が高いため、共有範囲は慎重に設定しましょう。
Q. 毎月、新しいシートを作る必要がありますか?
月別の集計は、集計用シートでまとめる方法もあり、必ずしも毎月シートを作る必要はありません。

