
※イメージ画像です(AIにより生成)
結論から言うと、PowerPointのCopilotを使えば、プロンプト(指示文)をひとこと入力するだけで、スライドの構成・デザイン・文章までを自動生成できます。ゼロから資料を作る手間を大幅に減らし、レビューや修正にかける時間をより多く確保しやすくなるのが大きなメリットです。
この記事でわかること
- スライド作成の基本的な操作手順
- スライドを作成する3つの方法
- 効果的なプロンプトの書き方
- 作成後に確認しておきたいポイント
1. スライド作成の基本的な操作手順
- PowerPointを開き、リボンの「ホーム」タブにある「Copilot」をクリックする
- 表示された入力欄に、作成したいプレゼンテーションの内容をプロンプトとして入力する
- Copilotが構成・デザイン・文章を含んだスライドを自動生成する
- 生成された内容を確認し、必要に応じて文章やデザインを調整する
「以下についてのプレゼンテーションを作成して」のように、具体的なテーマを伝えることで、複数枚のスライドから構成されたプレゼンテーションを一度にまとめて作成してくれます。
2. スライドを作成する3つの方法
- テンプレートを使う方法: あらかじめ用意されたテンプレートをベースに、プロンプトの内容にあわせてスライドを生成する方法です
- Wordファイルから作成する方法: すでにある文章ファイル(Word文書など)を読み込ませ、その内容をもとにスライドを自動構成する方法です。既存の資料をスライド化したい場合に便利です
- 既存のスライドに追加する方法: すでに作成済みのプレゼンテーションに対して、新しいスライドや画像を追加で生成してもらう方法です
作りたい状況にあわせて、これらの方法を柔軟に使い分けるとよいでしょう。ゼロから作成する場合と、既存の資料を活かしたい場合とでは、選ぶべき方法が自然と変わってきます。
3. 効果的なプロンプトの書き方
- テーマを具体的に伝える: 「新製品について」ではなく、「新製品〇〇の特徴とメリットを紹介する営業資料」のように、目的や対象を明確にすると、意図に近い内容が生成されやすくなります
- 想定する聞き手を伝える: 「社内向け」「取引先向け」など、対象者を伝えることで、トーンや詳しさのレベルを調整してもらいやすくなります
- スライドの枚数や構成の希望を伝える: 「5枚程度で」「導入・課題・解決策・まとめの構成で」といった具体的な要望も、あわせて伝えるとよいでしょう
- 日本語での生成を明示する: 生成されたスライドの一部が英語で表示される場合、プロンプトに「日本語で」と明記することで改善することがあります
4. 作成後に確認しておきたいポイント
- 内容の正確性を確認する: 自動生成された文章に、事実と異なる内容が含まれていないか、必ず自分の目で確認しましょう
- デザインの一貫性を整える: 生成直後のデザインをそのまま使うのではなく、会社やチームのテンプレートにあわせて微調整すると、より統一感のある資料に仕上がります
- 著作権に配慮する: 生成された画像やデザイン要素について、利用規約や著作権の扱いを事前に確認しておくと安心です
- 重要な数値データは別途検証する: 数値や統計を含む場合、Copilotの生成内容だけに頼らず、元データと突き合わせて確認しましょう。特に外部に公開する資料では、数値の誤りが信頼性に直結するため注意が必要です
5. 活用シーン別の使い方
- 営業資料の下書き作成: 商品やサービスの特徴を伝えると、営業向けの構成でスライドを生成してくれます。ゼロから構成を考える時間を大きく削減できます
- 社内報告資料の作成: 会議の議事録やレポートの文章をもとに、要点をまとめたスライドを作成することができます
- 研修・勉強会用の資料作成: テーマを伝えるだけで、説明の流れが整理されたスライドの下書きを用意できます
- 既存資料のリニューアル: 古いデザインのスライドを、新しいテンプレートやレイアウトで作り直したい場合にも活用できます
6. うまく活用するためのコツ
- 一度で完璧を求めない: 最初の生成結果に満足できない場合は、プロンプトを修正しながら何度か試してみることで、より意図に近い結果が得られやすくなります
- セクションごとに分けて依頼する: 大きなプレゼンテーション全体を一度に依頼するのではなく、章ごとに分けて依頼すると、より丁寧な内容になることがあります
- 完成したスライドをテンプレート化する: 気に入った構成やデザインができたら、テンプレートとして保存しておくことで、次回以降の作業をさらに効率化できます
- フィードバックを踏まえて再依頼する: 生成結果に対して「もっと簡潔に」「グラフを追加して」といった追加の指示を出すことで、内容をブラッシュアップできます
まとめ
- PowerPoint Copilotは、プロンプトを入力するだけでスライドを自動生成できる機能
- テンプレート・Wordファイル・既存スライドへの追加という3つの作成方法がある
- テーマ・対象者・構成を具体的に伝えることで、より意図に近い内容を生成しやすくなる
- 生成後は、内容の正確性やデザインの一貫性を必ず確認することが大切
よくある質問(FAQ)
Q. Copilotボタンが表示されない場合はどうすればいいですか?
契約しているライセンスがCopilotに対応しているか確認してください。有効化の手順については、別途PowerPoint Copilotの有効化に関する情報も参考にしてください。
Q. 生成されたスライドの枚数を後から調整できますか?
はい、生成後にスライドを追加・削除することも、通常のPowerPoint操作と同様に可能です。プロンプトで最初に枚数の希望を伝えておくと、調整の手間を減らせます。
Q. 会社のロゴや決まったデザインテンプレートを反映させることはできますか?
生成直後はCopilotが提案したデザインになりますが、その後手動でテンプレートを適用したり、デザインを調整したりすることができます。
Q. Wordファイルからのスライド生成はどんな場面で便利ですか?
すでに作成済みの企画書やレポートなど、文章ベースの資料をプレゼン用にスライド化したい場合に特に便利です。ゼロから構成を考える手間を省けます。
Q. 生成したスライドをそのまま社外向けの資料として使っても大丈夫ですか?
内容の正確性やデザインの完成度を必ず確認したうえで使用することをおすすめします。特に数値データや固有名詞は、誤りがないか入念にチェックしてください。
Q. プレゼンの持ち時間にあわせてスライド枚数を調整してもらえますか?
「5分程度のプレゼン用に」といった持ち時間の目安を伝えることで、それに見合った枚数・情報量にバランスよく調整してもらいやすくなります。ただし、実際の発表時間は内容や話し方によって変わるため、生成後に自分で確認することをおすすめします。
Q. 画像やグラフも自動で挿入されますか?
内容にあわせて、関連する画像やグラフが自動的に挿入される場合があります。生成された画像が意図と異なる場合は、手動で差し替えることも可能です。会社独自の写真素材やロゴを使いたい場合は、生成後に置き換えるとよいでしょう。
Q. 英語のプレゼン資料を作ることもできますか?
はい、プロンプトを英語で入力するか、「英語で作成して」と指示することで、英語のスライドを生成することもできます。
Q. 過去に作成した資料のトーンや雰囲気を踏襲することはできますか?
既存のスライドを読み込ませて追加生成する方法を使うことで、ある程度のトーンを引き継いだ形で作成できる場合があります。ただし、完全に同じデザインを再現できるとは限らないため、必要に応じて手動での細かな調整もあわせて検討してください。
7. チームで活用する際のポイント
複数人でPowerPoint Copilotを活用する場合、次のような工夫をすることで、より効果的にチーム全体の生産性を高められます。
- 共通のプロンプトの型を用意する: 「〇〇向けの提案資料を作成して、構成は導入・課題・解決策・まとめとする」といった、チーム共通のプロンプトのテンプレートを用意しておくと、メンバー間で品質のばらつきを抑えられます
- 良い生成結果を共有する: うまくいったプロンプトの例をチーム内で共有することで、他のメンバーも効率的に活用できるようになり、全体のスキルの底上げにもつながります
- 最終確認のルールを決めておく: 生成された内容をそのまま使うのではなく、必ず誰かが最終確認を行うというルールを設けておくと、品質面での安心感が高まります。特に社外提出資料は、複数人でのチェック体制を整えておくと安心です
こうした工夫を積み重ねることで、個人での活用にとどまらず、チーム全体の資料作成の効率化につなげることができます。
8. 資料作成が苦手な人にとってのメリット
これまで資料作成に苦手意識を持っていた方にとって、PowerPoint Copilotは特に大きな助けになります。「何から手をつければいいか分からない」「デザインのセンスに自信がない」といった悩みを抱えている場合でも、テーマを伝えるだけで、ある程度整った構成とデザインのたたき台が用意されるため、そこから調整を加えていくだけで資料が完成に近づきます。ゼロから作る負担が減ることで、内容の質を考えることに、より多くの時間を割けるようになるという声もよく聞かれます。まずは気負わずに小さなテーマから試してみて、自分なりの活用スタイルを見つけていくとよいでしょう。使い続けるうちに、どのようなプロンプトを与えると自分の期待に近い結果が得られるかという感覚も、自然と身についていきます。
※本記事の内容は執筆時点の一般的な情報です。最新の機能・操作手順は公式ドキュメントでご確認ください。

