Word Copilotの使い方(文章校正・要約)

デスクの上でノートパソコンのWord画面を横から見ている様子の写真風イラスト、キーボードに手が置かれている AI時代のコラボレーション・仕事効率化

デスクの上でノートパソコンのWord画面を横から見ている様子の写真風イラスト、キーボードに手が置かれている

※イメージ画像です(AIにより生成)

結論から言うと、Word Copilotとは、Word上でAIに文章の下書き作成・校正・要約などを手軽に依頼できる機能のことです。白紙の状態から文章を作ってもらうことも、すでにある文章を整えてもらうことも、どちらも自然な言葉で依頼するだけでスムーズに対応してもらえます。

この記事でわかること

  • Word Copilotでできること
  • 下書きを作成する方法
  • 文章を校正・書き換える方法
  • 要約を作成する方法

1. Word Copilotでできること

  • 下書きの自動生成: 白紙の文書に対して、テーマや目的を伝えるだけで、文章の下書きを作成してくれます
  • 文章の校正・書き換え: すでにある文章を選択し、「もっとフォーマルに」「簡潔にして」といった指示で、部分的に書き換えてもらえます
  • 要約の作成: 長い文書の要点をまとめて、簡潔な要約を作成してもらえます
  • 箇条書きへの変換: 文章を箇条書き形式に整理し直すことも可能です

2. 下書きを作成する方法

  1. 新規のWord文書を開く
  2. 「Copilotで下書き」ボタンをクリックする
  3. 表示された入力欄に、作成したい文書の内容やテーマを入力する
  4. Copilotが下書きを生成するので、内容を確認し、必要に応じて調整する

「〇〇についての案内文を作成して」のように、目的や対象を具体的に伝えることで、意図に近い下書きを作成してもらいやすくなります。

3. 文章を校正・書き換える方法

  1. 校正・書き換えたい文章を選択する
  2. 表示されるCopilotアイコンをクリックするか、右クリックメニューから「Copilotで書き換え」を選ぶ
  3. 「もっとフォーマルに」「箇条書きに変換」「300字以内に短縮」といった具体的な指示を入力する
  4. 提案された内容を確認し、問題なければ反映する

選択した部分だけを対象に修正してもらえるため、文書全体に手を加える必要がなく、狙った箇所をピンポイントで手早く整えられます。

4. 要約を作成する方法

長文の要約を作成したい場合は、要約したい範囲を選択するか、文書全体を対象に「この文章を要約して」と依頼します。要点を絞った短い文章としてまとめてもらえるため、長い報告書や議事録の内容を素早く把握したいときに便利です。忙しい中で大量の資料に目を通さなければならない場面でも、まず要約を確認してから詳細を読むかどうかを判断できるため、時間の使い方にメリハリをつけやすくなります。

5. 活用シーン別の使い方

  • 業務連絡文書の下書き作成: 「〇〇についての連絡文を作成して」と伝えるだけで、基本的な構成が整った下書きを用意できます
  • 報告書のトーン調整: 社内向けの砕けた文章を、社外提出用にフォーマルなトーンへ書き換える際に活用できます
  • 長い会議資料の要点把握: 分量の多い資料を要約してもらうことで、内容を素早く把握できます
  • メールの返信文の作成: 受信したメールの内容を踏まえた返信文の下書きを作成してもらうこともできます

6. うまく活用するためのコツ

  • 一文だけの指示にとどめず、目的も伝える: 「短くして」だけでなく、「〇〇向けに簡潔にして」のように目的をあわせて伝えると、より意図に近い結果が得られやすくなります
  • 段階的に指示を出す: 一度にすべてを整えようとせず、「まず要約して」「次にフォーマルなトーンに直して」のように、段階を分けて依頼すると、仕上がりの精度が上がりやすくなります
  • 気に入った表現はメモしておく: Copilotが提案した表現の中で気に入ったものがあれば、自分の文章の引き出しとして活用していくと、文章力の向上にもつながります
  • 複数の提案を比較する: 同じ依頼でも、指示の仕方を変えることで異なる提案が得られることがあります。いくつか試して比較してみるのもよい方法です

まとめ

  • Word Copilotは、下書き作成・文章校正・要約などをAIに依頼できる機能
  • 白紙の状態からの下書き作成にも、既存文章の修正にも対応している
  • 校正・書き換えは、対象範囲を選択してから具体的な指示を出すのがポイント
  • 長文の要約作成にも活用でき、内容の把握を効率化できる

よくある質問(FAQ)

Q. Word Copilotが表示されない場合はどうすればいいですか?

契約しているライセンスや、ファイルの保存場所(OneDrive・SharePointなど)を確認してください。Excel Copilotと同様の原因が多く見られます。詳しくは別記事「Excel Copilotが表示されない・使えないときの対処法」も参考にしてください。

Q. 校正の指示はどのように書けばいいですか?

「もっとフォーマルに」「簡潔にして」「敬語に直して」のように、具体的な方向性を伝えると、意図に近い結果を得やすくなります。抽象的な指示よりも、具体的な指示のほうが精度が高まる傾向があります。

Q. 生成された文章をそのまま提出しても大丈夫ですか?

内容の正確性や、意図した通りのトーンになっているかを必ず確認してから使用することをおすすめします。特に重要な文書は、人の目で最終チェックを行いましょう。

Q. 長い議事録を要約する際、どのくらいの長さに調整できますか?

「300字以内で要約して」のように、希望する文字数を伝えることで、ある程度の長さを調整してもらえます。

Q. Word Copilotを使うと、文章力は身につかなくなりますか?

使い方次第です。生成された文章をそのまま使うだけでなく、なぜそのように書き換えられたのかを確認しながら使うことで、自分自身の文章力向上にもつなげられます。

Q. 敬語や丁寧な言い回しへの変換もできますか?

はい、「敬語に直して」「もっと丁寧な言い回しにして」といった指示で対応できます。ビジネスメールや正式な文書を作成する際に役立ちます。

Q. 箇条書きから通常の文章に戻すこともできますか?

はい、逆方向の変換(箇条書きから文章形式へ)にも対応しています。用途にあわせて自由に形式を変えられます。

Q. 誤字脱字のチェックだけをお願いすることもできますか?

「誤字脱字を確認して」といった依頼にも対応しています。文章全体の書き換えではなく、部分的なチェックだけを依頼することも可能です。

Q. 複数の候補から選んで使うことはできますか?

依頼内容や状況によって、複数の書き換え候補が提示される場合があります。提示された候補の中から、最も意図に近いものを選んで採用するとよいでしょう。迷った場合は、複数の候補を見比べながら、部分的に組み合わせて使うという方法もあります。

Q. 長文の契約書のような専門的な文章でも使えますか?

基本的な校正や要約は可能ですが、専門的な内容や法的な文書については、AIの提案をそのまま採用せず、専門家によるチェックもあわせて行うことをおすすめします。

7. 文章作成が苦手な人にとってのメリット

文章を書くことに苦手意識を持っている方にとって、Word Copilotは心強い味方になります。「何から書き始めればいいか分からない」という状態から、まずは下書きのたたき台を素早く用意してもらうことで、そこから修正を加えていくだけで文章を完成させられるようになります。ゼロから文章を組み立てる負担が減ることで、内容そのものを考えることに、より多くの時間とエネルギーを注げるようになるという声も多く聞かれます。文章を書くこと自体への苦手意識が薄れ、以前より積極的に文書作成に取り組めるようになったという方も少なくありません。

8. 業務での活用における注意点

  • 機密情報の取り扱いに注意する: 社外秘の情報を含む文章を扱う場合、会社のセキュリティポリシーに従って慎重に利用することが大切です。詳しくは別記事「Copilotのセキュリティ・情報漏洩リスク、学習させない設定方法」も参考にしてください
  • 最終的な文責は自分にあることを忘れない: AIが生成した文章であっても、提出・送信する際の責任は使用者自身にあります。内容を十分に確認したうえで活用することを忘れないようにしましょう
  • チームでの表記ルールと整合させる: 会社やチームで統一している表記ルール(敬称の使い方、用語の統一など)がある場合、生成された文章がそれに沿っているかも確認しておくとよいでしょう

これらの点に気をつけながら活用することで、業務の効率化と、文章の品質・安全性の両立を図ることができます。特に初めて業務でCopilotを使う場合は、まず影響範囲の小さい文書から試してみて、少しずつ活用の幅を広げていくことをおすすめします。慣れてきたら、より重要度の高い文書にも活用範囲を広げていくとよいでしょう。

9. 他のOfficeアプリのCopilotとの連携

Word Copilotは、単体で使うだけでなく、他のMicrosoft 365アプリのCopilotと組み合わせて活用することもできます。例えば、Teamsの会議で話し合われた内容の要約をもとに、Wordで議事録の下書きを作成したり、Excelで集計したデータをもとに、Wordでレポートの文章を作成したりといった連携も可能です。アプリをまたいだ情報の受け渡しがスムーズになることで、一連の業務フロー全体の効率化にもつながります。詳しくは別記事「Microsoft 365 Copilotとは?できることを解説」もあわせてご覧ください。こうしたアプリ横断の活用に慣れてくると、単発の作業効率化にとどまらず、日々の業務全体の進め方そのものを見直すきっかけにもなるでしょう。まずは自分がよく行う一連の作業(会議→議事録→報告書、といった流れ)の中で、どこにCopilotを組み込めそうかを考えてみることから始めるのがおすすめです。

※本記事の内容は執筆時点の一般的な情報です。最新の機能・操作手順は公式ドキュメントでご確認ください。

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