
※イメージ画像です(AIにより生成)
結論から言うと、ブルースクリーンが出たときは、「慌てて何度も電源を切らない」「直前に何を変えたかを思い出す」「新しい機器を外す → セーフモード → ドライバー → 空き容量 → 更新 → 復元の順に試す」という流れで、落ち着いて進めるのが基本です。難しく感じるかもしれませんが、Microsoftが案内している手順は、順番にやれば、初心者の方でも進められます。
この記事では、Microsoftの公式情報をもとに、ブルースクリーンの原因の考え方と、基本の対処手順を整理しました。「難しいことは、あとで考えましょう。まずは、できることから順番に」という気持ちで、読み進めてください。
この記事でわかること
- ブルースクリーンとは何か
- 原因の傾向(ドライバーが多いと言われる理由)
- まず確認したいこと
- 基本の対処手順(6つ)
- 避けたほうがよいこと
- 相談したほうがよいサイン
ブルースクリーンとは
ブルースクリーン(停止エラー、停止コードエラー)は、Windowsが「このまま動かすと、システムやデータを壊すおそれがある」と判断したときに、安全のために動作を止めて、画面を青くして再起動する仕組みです。Microsoft Learnでは、停止エラーは、システムのクラッシュ、カーネルエラー、バグチェックなどとも呼ばれると説明されています。
画面には、「問題が発生したため、PCを再起動する必要があります」といった表示と、停止コード(エラーの名前)が表示されます。一度だけ出て、その後は問題なく使えている場合は、一時的な不具合だった可能性もあります。何度も繰り返す場合は、原因を調べる必要があります。
原因の傾向
Microsoft Learnの技術資料では、停止エラーの原因について、クラッシュの根本原因を分析した結果が、次のように紹介されています。
| 原因 | 割合(Microsoft Learnより) |
|---|---|
| サードパーティ製のドライバーコード | 70% |
| ハードウェアの問題 | 10% |
| Microsoftのコード | 5% |
| メモリが破損しすぎて、分析できない(原因不明) | 15% |
「ドライバー」とは、パソコンの部品や周辺機器(グラフィック、ネットワーク、プリンターなど)を、Windowsが動かすためのソフトウェアです。この表からは、ドライバーが関係していることが多いと読み取れます。ただし、これは一般的な傾向であり、あなたのPCの原因を示すものではありません。
まず確認したいこと
手順に入る前に、次の点を思い出してみましょう。
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| 直前に何をしたか | 新しいソフトのインストール、ドライバーの更新、Windows Updateなど、変更の直後に起きていないか |
| 新しい機器をつないだか | USB機器、メモリ、SSD、増設した機器など |
| いつ、どんなときに起きるか | 起動直後、特定のアプリの使用中、ゲーム中、スリープ復帰後など |
| 停止コードは何か | 画面に表示される文字列を、スマホで写真に撮っておく |
| 何度も繰り返すか | 一度だけか、繰り返すか |
停止コードを写真に撮っておくことは、とても大切です。再起動すると、画面から消えてしまいます。後で調べたり、サポートに相談したりするときに役立ちます。
基本の対処手順
Microsoftのサポートページでは、ブルースクリーンの基本のトラブルシューティングとして、次の手順が案内されています。上から順に、試してみましょう。
手順1:新しいハードウェアを取り外す
エラーが出る前に、新しいハードウェア(USB機器、増設したメモリなど)を追加していた場合は、PCをシャットダウンして、その機器を取り外してから、再起動します。それでエラーが出なくなれば、その機器やドライバーが原因である可能性があります。
手順2:セーフモードで起動する
通常どおり再起動できない場合や、再起動のたびにブルースクリーンになる場合は、セーフモードで起動します。セーフモードは、最低限の機能だけでWindowsを動かす、トラブル対応用のモードです。Microsoftは、セーフモードから、残りの手順を進められると案内しています。
| セーフモードで確認できること |
|---|
| 通常の起動では、エラーが出る場合でも、セーフモードでは安定して使えるか |
| 以降の手順(ドライバーの確認、更新など)を、安全な状態で進められる |
セーフモードの起動方法は、PCの状態によって異なります。「Windows 11の起動オプション」や、PCメーカーの案内も、参考にしてください。
手順3:デバイスマネージャーを確認する
スタートボタンを右クリックして、「デバイスマネージャー」を開きます。黄色の感嘆符(!)が付いたデバイスがないかを確認します。
- 感嘆符が付いたデバイスを、右クリックして「ドライバーの更新」を試す
- それでも改善しない場合は、そのデバイスを、無効にする、またはアンインストールする
Microsoftのサポートページでは、この手順が案内されています。ドライバーを更新するときは、PCメーカーや、部品メーカーの公式の情報を、参考にすると安心です。
手順4:ハードドライブの空き容量を確認する
Windowsや、アプリは、スワップファイル(メモリの補助として使う領域)などを作るために、ある程度の空き容量が必要です。Microsoftのサポートページでは、目安として、10〜15%の空き容量を確保することが推奨されています。
| 空き容量を増やす方法の例 |
|---|
| 使っていないアプリをアンインストールする |
| 不要なファイルを削除する、別の場所(外付けドライブやクラウド)に移す |
| 「ストレージ」の設定から、一時ファイルを整理する |
ディスククリーンアップについては、「Windows11でディスククリーンアップを行いストレージを整理する」の記事も、参考にしてください。
手順5:Windows Updateを適用する
Windows Updateで、最新の更新プログラムを適用します。更新の中に、不具合の修正が含まれている場合があります。「設定」→「Windows Update」で、更新を確認し、利用可能な更新をインストールします。
更新の直後に、問題が起きた場合は、「Windows11の更新プログラムで不具合が出た時の対処方法」も、参考にしてください。
手順6:Windowsを復元する
ここまでの手順で解決しない場合は、システムの復元ポイントを使って、Windowsを以前の状態に戻す方法があります。または、Windows 11の回復オプションの中から、状況に合うものを選びます。
| 復元の前に確認すること |
|---|
| 大切なデータを、別の場所にバックアップしているか |
| 復元ポイントが、作成されているか |
| 復元によって、削除・変更される内容(ソフトや設定)は何か |
「PCを初期状態に戻す」などの回復オプションは、データやアプリに影響が出る場合があります。実行する前に、内容をよく確認し、バックアップを取ってください。
補助的な確認
Microsoft Learnの技術資料では、停止エラーの一般的なトラブルシューティングとして、次のような確認も紹介されています。
| 確認 | 内容 |
|---|---|
| イベントログの確認 | 停止エラーのコードや、同じ時間帯のエラーを確認する |
| BIOS・ファームウェアの更新 | PCメーカーの案内に従って、最新であることを確認する(慎重に行う) |
| ハードウェアとメモリのテスト | Windowsのメモリ診断ツールなどで、メモリを検査する |
| ウイルス検査 | Microsoft Safety Scannerなどのウイルス検出プログラムで、検査を行う |
| ドライバーやアプリの更新 | エラーメッセージに、特定のドライバーが示されている場合は、ベンダーに確認して更新する |
| システムファイルの修復 | システムファイルチェッカー(SFC)で、破損したファイルを修復する |
これらは、やや上級者向けの手順です。BIOSの更新など、操作を誤ると、PCが起動しなくなるおそれのある作業は、メーカーの案内に従い、慎重に行ってください。自信がない場合は、無理をせず、サポートに相談しましょう。
停止コード別のヒント
Microsoft Learnの技術資料には、一般的な停止コードごとの対処の例が紹介されています。一部を紹介します。
| 停止コードの例 | 資料にある対処の方向性 |
|---|---|
| VIDEO_TDR_TIMEOUT_DETECTED(0x117)など | 表示ドライバー(グラフィック)の更新を、ベンダーに確認する |
| PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA | 最近インストール・更新したアプリやドライバーを確認する。ディスクのエラーを確認する |
| SYSTEM_SERVICE_EXCEPTION | システムファイルチェッカーで、不足・破損したシステムファイルを修復する |
| NTFS_FILE_SYSTEM | ディスクのエラーを確認する。ストレージの診断ツールを実行する |
| DPC_WATCHDOG_VIOLATION | ドライバーが原因の場合が多い。更新を確認する |
停止コードで調べると、同じ症状の事例が見つかる場合があります。ただし、ネット上の情報には、古いものや、環境の違うものも多いため、Microsoftの公式情報を、優先して確認してください。
避けたほうがよいこと
| 避けること | 理由 |
|---|---|
| 何度も、電源ボタンの長押しで強制終了する | ファイルシステムの破損など、状態が悪化するおそれがある |
| 出所の不明なドライバー更新ツールを使う | 不正なソフトが入るおそれがある |
| 公式ではない、修復ソフトの購入 | 効果が不明で、費用がかかる場合がある |
| バックアップせずに、初期化・再インストールをする | データを失うおそれがある |
| BIOSの更新を、よく分からないまま行う | 途中で失敗すると、PCが起動しなくなるおそれがある |
相談したほうがよいサイン
次のような場合は、無理をせず、PCメーカーのサポートや、修理の専門店への相談を検討しましょう。
- 何度試しても、ブルースクリーンが繰り返される
- 起動すらできない状態になった
- 異音(カリカリ、ジーなど)や、異常な発熱がある
- 水や衝撃など、物理的なトラブルの心当たりがある
- 重要なデータがあり、失いたくない
- 業務で使うPCで、すぐに復旧が必要
日ごろの備え
| 備え | 内容 |
|---|---|
| バックアップ | 大切なデータは、定期的に、外付けドライブやクラウドに保存する |
| 更新の習慣 | Windows Updateを、定期的に適用する |
| 空き容量の確保 | ストレージの空きを、10〜15%程度は残す |
| 変更の記録 | ドライバーや、ソフトを入れたら、日付をメモしておく |
| 復元ポイント | 大きな変更の前に、復元ポイントを作る |
| 信頼できる入手先 | ドライバーやソフトは、メーカーの公式サイトから入手する |
よくある質問(FAQ)
Q. ブルースクリーンは、一度だけ出ましたが、大丈夫ですか?
一度だけで、その後は問題なく使えているなら、一時的な不具合だった可能性もあります。ただし、念のため、Windows Updateの適用と、バックアップをおすすめします。繰り返す場合は、この記事の手順を試してください。
Q. ブルースクリーンになったら、データは消えますか?
ブルースクリーンになったからといって、すぐにデータが消えるわけではありません。ただし、作業中のファイルの保存されていない内容は、失われる場合があります。また、状態によっては、ファイルが破損するおそれもあります。大切なデータは、普段からバックアップしておきましょう。
Q. 停止コードが読み取れませんでした。
次に発生したときに、スマホで写真を撮ってください。画面に出る時間が短い場合は、動画で撮る方法もあります。イベントビューアーに、記録が残っている場合もあります。
Q. 新しいPCでも、ブルースクリーンは出ますか?
出る場合があります。新しいPCでも、ドライバーや更新プログラムとの相性、ハードウェアの初期不良などで、起こる可能性があります。購入直後で、頻繁に起きる場合は、メーカーや販売店に相談してください。
Q. セーフモードで起動できません。
通常の起動と、セーフモードのどちらでも起動できない場合は、Windowsの回復環境(WinRE)から、スタートアップ修復や、システムの復元などを試す方法があります。難しい場合は、メーカーのサポートに相談しましょう。
Q. ゲームや、特定のアプリの使用中だけ、ブルースクリーンになります。
グラフィックのドライバーや、そのアプリとの相性が、原因の場合があります。ドライバーを、メーカーの公式サイトの最新のものに更新したり、アプリを更新したりして、様子を見てください。
Q. ウイルスが原因のことはありますか?
Microsoft Learnでは、一般的な手順として、ウイルス対策の検査も挙げられています。ただし、停止エラーの原因として多いのは、ドライバーとされています。
まとめ
- ブルースクリーンは、Windowsが安全のために、動作を止める仕組み。原因は、ドライバーが多いとされる(Microsoft Learn)
- まず、停止コードを写真に撮り、直前に何を変えたかを思い出す
- 基本の手順は、新しいハードウェアの取り外し → セーフモード → デバイスマネージャー → 空き容量(10〜15%) → Windows Update → 復元
- 何度も繰り返す、起動できない、異音や発熱がある場合は、サポートに相談する
- 日ごろから、バックアップと更新の習慣をつけておく
焦らず、一つずつ。落ち着いて進めれば、解決の糸口は見つかります。
参考にした公式情報(2026年10月確認)
- Windows の予期しない再起動および停止コード エラーのトラブルシューティング|Microsoft サポート
- コード エラーまたはバグ チェックのトラブルシューティングを停止する|Microsoft Learn
