パスワードを設定しているから安心――そう思っていても、パスワードの流出だけで突破されてしまうリスクはゼロではありません。今回は、Slackアカウントの安全性をさらに高める2段階認証の設定方法を解説します。
この記事でわかること
- 2段階認証とは何か
- 認証アプリを使った設定手順
- SMSを使った設定手順
- バックアップコードの重要性
結論から言うと、2段階認証を設定することで、パスワードに加えてスマートフォンで生成される確認コードの入力が必要になり、万が一パスワードが流出しても、不正ログインのリスクを大幅に減らせます。
1. 2段階認証とは
サインイン時に、パスワードだけでなく、もう一つの認証要素(スマートフォンアプリで生成される確認コード、またはSMSで届く確認コード)の入力を求める仕組みです。2つの要素を組み合わせることから、「2段階認証」「二要素認証」と呼ばれます。
2. 設定を始める手順
- ブラウザでSlackにサインインする
- 画面右上のプロフィールアイコンから「アカウント設定」を開く
- 「2段階認証」の項目で「展開」を選ぶ
- 「2段階認証を設定」を選ぶ
3. 認証アプリを使う方法(推奨)
- 「認証アプリを使う」を選ぶ
- パスワードを入力する
- スマートフォンに認証アプリ(Google Authenticatorなど)をインストールしておく
- 認証アプリで「+」アイコンからアカウントを追加し、画面に表示されたQRコードを読み取る(またはコードを手入力する)
- 認証アプリに表示された6桁のコードを、Slackの画面に入力する
認証アプリを使う方法は、通信環境に左右されにくく、最も推奨される方法です。
4. SMSを使う方法
- 「SMSを使う」を選ぶ
- 携帯電話番号を入力する
- 届いた6桁の確認コードを入力する
海外出張などで携帯電話番号が使えない状況が想定される場合は、認証アプリの方が安定して利用できます。
5. バックアップコードを必ず保存する
設定完了時に、緊急時用の「バックアップコード」が表示されます。スマートフォンを紛失した場合など、通常の方法でサインインできなくなった際に必要となるため、印刷する、または安全な場所に控えておきましょう。
6. 会社のSSOを使っている場合
会社のワークスペースで、Google認証やMicrosoft認証などのSSO(シングルサインオン)を使ってサインインしている場合、2段階認証の設定は、Slack側ではなく、SSOの認証基盤側(Google・Microsoftアカウントなど)で行うことになります。
7. ワークスペース全体で必須化する(管理者向け)
組織全体のセキュリティを高めたい場合、管理者はワークスペース全体で2段階認証を必須にする設定を行うことができます。導入する際は、事前にメンバーへの周知を行いましょう。
8. 設定後にログインできなくなった場合
スマートフォンの機種変更などで認証アプリが使えなくなった場合は、事前に保存しておいたバックアップコードを使ってサインインし、あらためて認証アプリを再設定しましょう。バックアップコードも使えない場合は、ワークスペースの管理者に相談する必要があります。
まとめ
- 2段階認証は、パスワードに加えてもう一つの認証要素を必要とする仕組み
- 認証アプリを使う方法が、最も安定しておすすめ
- 設定時に表示されるバックアップコードは必ず保管しておく
- 会社のSSOを使っている場合は、認証基盤側での設定になる
よくある質問(FAQ)
Q. 2段階認証を設定すると、毎回コードの入力が必要になりますか?
利用する端末やブラウザによっては、一定期間再入力が不要になる設定もあります。
Q. バックアップコードを紛失した場合はどうすればよいですか?
サインインした状態で、新しいバックアップコードを再発行できます。サインインできない場合は、管理者に相談しましょう。
Q. 2段階認証を後から解除することはできますか?
はい、アカウント設定から、いつでも解除できます(ワークスペースが必須化している場合を除きます)。

