問い合わせフォームからの内容によって、通知先のチャンネルを自動で振り分けたい――そんな複雑な自動化をかなえるのが、ワークフローの「条件分岐(ブランチ)」機能です。今回は、その設定方法を解説します。
この記事でわかること
- 条件分岐でできること
- 設定する具体的な手順
- 条件の種類
- 利用できるプランの条件
結論から言うと、条件分岐機能を使うことで、フォームの回答内容や選択されたボタンに応じて、その後の処理を自動的に振り分ける、より高度な自動化が実現できます。
1. 条件分岐でできること
例えば、「問い合わせの種類」を選択式で回答してもらうフォームを作った場合、「営業に関する質問」なら営業チャンネルへ、「技術的な質問」なら開発チャンネルへ、といったように、回答内容に応じて通知先を自動的に振り分けることができます。
2. 条件分岐を設定する手順
- ワークフロービルダーで、既存のワークフローを編集画面で開く(または新規作成する)
- ステップの追加画面で「ユーティリティ」を選ぶ
- 「ブランチを追加」を選ぶ
- 「次の場合のみ続行」の条件を設定する(フォームの回答内容など)
- 条件ごとに、その後に実行するステップ(通知先チャンネルなど)を設定する
3. 設定できる条件の種類
- フォームで選択された選択肢(ボタンやドロップダウンの回答)
- 入力されたテキストの内容
- 数値の大小比較
これらの条件を組み合わせることで、様々なパターンの自動振り分けを作成できます。
4. ボタンを使った分岐の作り方
フォームの代わりに、複数の選択肢をボタンとして提示し、押されたボタンに応じて異なるブランチへ進める、という作り方もできます。ユーザーにとって直感的で、選びやすいワークフローになります。
5. ブランチの数の上限
1つのワークフローに設定できるブランチの数には上限(最大15程度)があります。複雑になりすぎる場合は、ワークフローを複数に分割することも検討しましょう。
6. 利用できるプランの条件
条件分岐機能は、Business+プランおよびEnterprise Gridプランでの利用が前提となっています。Free・Proプランでは、この機能を使うことができません。
7. 活用シーンの例
- 問い合わせ内容に応じた担当チャンネルへの自動振り分け
- 承認フローで、金額の大小に応じて承認者を変える
- アンケートの回答内容に応じて、フォローアップメッセージを出し分ける
8. 複雑なワークフローを作る際の注意点
条件分岐を多用すると、ワークフロー全体の構造が複雑になり、後から見直す際に分かりにくくなることがあります。作成時には、各ブランチの目的をメモに残しておく、シンプルな構成を心がけるといった工夫をしましょう。
まとめ
- 条件分岐機能を使うと、回答内容に応じて処理を自動で振り分けられる
- 「ユーティリティ」から「ブランチを追加」して条件を設定する
- ボタンの選択肢を使った分岐も作成できる
- Business+プラン以上での利用が前提の機能である
よくある質問(FAQ)
Q. 条件分岐を使ったワークフローは、後から編集できますか?
はい、通常のワークフローと同様に、いつでも編集・修正が可能です。
Q. 分岐した後、再度合流させることはできますか?
分岐後のステップは独立して進みますが、それぞれの終着点に同じ通知内容を設定することで、実質的に同じ結果に導くことはできます。
Q. Proプランでも一部だけ条件分岐を試すことはできますか?
いいえ、条件分岐機能自体がBusiness+プラン以上でのみ有効になる仕様です。

