Windows 11が遅い・重いときの対処|公式の12の確認項目

ノートパソコンのパフォーマンス画面を見ながら作業する人を、後ろから見たイメージ Windows 11 ツール

ノートパソコンのパフォーマンス画面を見ながら作業する人を、後ろから見たイメージ

※イメージ画像です(AIにより生成)

結論から言うと、Windows 11が遅い・重いときは、「更新プログラムとドライバーを最新にする」「マルウェアスキャンをする」「空き容量を確保する」「スタートアップアプリを減らす」といった、公式サポートに挙げられている項目を、順番に確認するのが基本です。Microsoftの公式サポートには、動作が遅くなる理由として、記憶域が限られている、バックグラウンドで実行されているスタートアップアプリが多すぎる、ソフトウェアが古い、最新のパフォーマンスニーズを満たしていないハードウェアなどが挙げられています。

この記事では、公式サポートの12の項目を、確認する順番とあわせて整理します。

この記事でわかること

  • 動作が遅くなる主な理由(公式の説明)
  • 公式サポートの12の確認項目
  • 効果が見込みにくいケース
  • 注意したいこと(電源モード・バックグラウンドアプリ)

動作が遅くなる主な理由

公式サポート「Windowsで PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント」には、次のように書かれています。

  • 「Windowsデバイスの動作が遅くなる理由には、記憶域が限られている、バックグラウンドで実行されているスタートアップアプリが多すぎる、ソフトウェアが古い、最新のパフォーマンスニーズを満たしていないハードウェアなどがあります」
  • 「複数の要因がパフォーマンス低下の原因となる可能性があるため、一覧表示されているすべての解決策を試すことをお勧めします」
  • 「ハードウェアが古いPCでは、これらの手順から大きな改善が見られない可能性があります。このような場合は、デバイスをアップグレードすることが長期的に最善の解決策である可能性があります」

公式サポートの12の確認項目

番号 項目 操作(公式サポートより)
1 Windowsの更新プログラムと、オプションのドライバー更新プログラムをインストールする [スタート]→[設定]→[Windows Update]→[更新プログラムのチェック]。最新の状態なら、[詳細オプション]→[オプションの更新プログラム]
2 マルウェアスキャンを実行する [設定]→[プライバシーとセキュリティ]→[Windowsセキュリティ]→[ウイルスと脅威の防止]→[クイックスキャン]
3 ディスク領域を解放する [設定]→[システム]→[ストレージ]→[ストレージセンサー]→[ストレージセンサーを今すぐ実行する]。[一時ファイル]の手動削除、ディスククリーンアップも可
4 未使用のアプリをアンインストールする [設定]→[アプリ]→[インストール済みアプリ]→[その他のオプション(…)]→[アンインストール]
5 スタートアップアプリを無効にする Ctrl+Shift+Escでタスクマネージャーを開き、[スタートアップアプリ]で、無効にするアプリを右クリックして[無効にする]
6 バックグラウンドアプリとアクセス許可をオフにする [設定]→[アプリ]→[インストール済みアプリ]→[その他のオプション]→[詳細オプション]→[バックグラウンドアプリのアクセス許可]で、[しない]を選択
7 最適なパフォーマンスオプションを選ぶ(視覚効果) [Windowsの外観とパフォーマンスを調整する]→[視覚効果]タブで、[最適なパフォーマンスに調整する]
8 電源モードを「最高のパフォーマンス」にする [設定]→[システム]→[電源とバッテリー]→[電源モード]
9 ドライブを最適化する [スタート]に「ドライブの最適化」と入力して開き、ドライブを選んで[最適化]
10 リソース使用状況を監視する タスクマネージャーの[プロセス][パフォーマンス][スタートアップアプリ]を確認
11 不要なアプリ通知をオフにする [設定]→[システム]→[通知]
12 使っていないアプリを閉じて、PCを再起動する [スタート]→[電源]→[再起動]

順番の考え方

公式サポートは、「すべての解決策を試すことをお勧めします」としていますが、実際に試す順番は、次のように考えると、負担が少なくなります(一般的な考え方で、公式の順番ではありません)。

  1. まず再起動する(項目12)。多数のアプリやブラウザータブを閉じる
  2. 更新プログラムを確認する(項目1)。更新で、修正やパフォーマンスの向上が含まれる場合がある(公式サポートより)
  3. タスクマネージャーで、重いものを確認する(項目10)。何が負荷を使っているかを知ってから、対処する
  4. スタートアップアプリを整理する(項目5)
  5. 空き容量を確認し、不要なものを削除する(項目3・4)
  6. マルウェアスキャンを行う(項目2)
  7. 設定(視覚効果・電源・バックグラウンド・通知)を調整する(項目6・7・8・11)

注意したいこと

電源モード(項目8)

公式サポートには、次のように書かれています。

  • 消費電力が問題でない場合は、[最適なパフォーマンス](最高のパフォーマンス)を選択することで、必要に応じてCPUをより高いパフォーマンスで実行できる
  • ただし、「最適なパフォーマンス」を選択すると、電力消費量が増加する。ノートPCでは、バッテリーの消耗が早くなり、デバイスが熱くなる可能性がある
  • このオプションは、最大のパフォーマンスが必要で、可用性に制限がない場合にのみ使用する

バックグラウンドアプリ(項目6)

  • 一部のアプリは、使用されていないときでも、バックグラウンドプロセスが実行される。オフにすると、パフォーマンスが向上する可能性がある
  • ただし、通知や同期が必要なアプリ(メール・メッセージなど)をオフにすると、受け取れなくなる場合があります(一般的な注意です)

スタートアップアプリ(項目5)

  • 自動的に起動する必要のないアプリを無効にする
  • セキュリティソフトや、デバイスのドライバー関連のアプリは、無効にしない(一般的な注意です。名前が分からないものは、検索して確認してから判断します)

ストレージの整理(項目3)

  • [一時ファイル]を手動で削除する場合は、削除するすべてのファイルを確認してから、[ファイルの削除]を選択する(公式サポートより)
  • ダウンロードフォルダーなどに、残したいファイルが入っていないか確認する

効果が見込みにくいケース

  • ハードウェアが古い場合:公式サポートにも、大きな改善が見られない可能性があると書かれています
  • ストレージの空きが少なく、何を消せばよいか分からない場合:外付けドライブやクラウドへの移動も、選択肢になります(関連記事「Windowsの隠れストレージ削減機能」「ディスククリーンアップ」)
  • 特定のアプリだけが重い場合:そのアプリの更新・再インストール、設定の見直しを検討する

公式サポートで確認できなかったこと

  • 「高速スタートアップ」の設定方法(今回確認した公式サポートには、Windows 11の手順の記載を確認できませんでした)
  • 各項目による、改善の度合い(時間や%の目安)
  • メモリの増設・SSD交換などのハードウェア面の判断基準
  • 出所の分からない「高速化ソフト」の安全性(この記事では、推奨していません)

よくある質問(FAQ)

Q1. 最初に何をすればいいですか?

公式サポートの項目の中では、更新プログラムの確認(項目1)が最初に挙げられています。まずは、再起動して、タスクマネージャーで、何が負荷をかけているかを確認することをおすすめします(一般的な考え方)。

Q2. 高速化ソフトを入れたほうがいいですか?

公式サポートには、Microsoft PCマネージャーアプリで、ストレージのクリーンアップ、スタートアップアプリの管理、システムパフォーマンスの最適化ができると紹介されています。出所の不明なソフトは、避けてください。

Q3. 古いPCでも、効果はありますか?

公式サポートには、ハードウェアが古いPCでは、大きな改善が見られない可能性があり、デバイスのアップグレードが長期的に最善の解決策である場合があると書かれています。

Q4. 電源モードを「最高のパフォーマンス」にしてもいいですか?

ノートPCでは、バッテリーの消耗が早くなり、デバイスが熱くなる可能性があると、公式サポートに書かれています。必要なときだけ使うことをおすすめします。

Q5. 更新で、かえって重くなった場合は?

更新プログラムの不具合が疑われる場合は、関連記事「Windows11の更新プログラムで不具合が出た時の対処方法」と、システムの復元(別記事)もご確認ください(今回の公式サポートには、更新による低下の対処は書かれていませんでした)。

まとめ

  • 動作が遅い原因は、記憶域不足、スタートアップアプリ、古いソフト、古いハードなど、複数ある(公式サポートより)
  • 公式サポートの12項目を、再起動→更新→負荷の確認→スタートアップ→空き容量→スキャン→設定調整、の順に確認する
  • 電源モードの「最高のパフォーマンス」は、ノートPCでバッテリーの消耗が早くなる
  • ハードウェアが古い場合は、改善が限定的で、アップグレードが選択肢になる

参考にした公式情報(2026年10月14日確認)

関連記事

タイトルとURLをコピーしました