
※イメージ画像です(AIにより生成)
結論から言うと、Windowsパソコンを買い替えるときのデータ移行は、Microsoft公式サポートでは、「Windows バックアップ」「OneDrive」「外付けドライブなどの外部ストレージ」の3つの方法が案内されています。Microsoftのページには、Windows バックアップは、ファイル、テーマ、設定から、インストール済みの多くのアプリやWi-Fi情報に至るまで、重要なものを保護し、新しいPCに移行しやすくすると書かれています。
なお、Microsoftのサポートページには、Windows 10のサポートは2025年10月14日に終了した。この日以降、Windows Update経由の無料ソフトウェア更新プログラム、テクニカルサポート、セキュリティ修正プログラムは提供されなくなり、PCは引き続き機能するが、Windows 11への移行を推奨すると書かれています。
この記事では、公式サポートをもとに、3つの方法と、移行前後の確認を整理します。
この記事でわかること
- データ移行の3つの方法(公式サポート)
- Windows バックアップで移せるもの
- OneDriveを使う方法と、容量の注意
- 外付けドライブを使う方法
- 「PC間転送」機能が使えなくなった点
- 移行の前後に確認したいこと
- 公式情報で確認できなかったこと
3つの方法の違い(公式サポート)
| 方法 | 必要なもの | 特徴(公式サポート) |
|---|---|---|
| Windows バックアップ | 個人用のMicrosoftアカウント、OneDrive | フォルダー、設定、アプリの情報などを、アカウントに保存して、新しいPCで復元する |
| OneDrive | OneDriveの保存場所、インターネット接続 | データがクラウドに保存され、複数のデバイスでアクセスできる。ハードウェアの購入が不要 |
| 外部ストレージ | 外部ハードドライブ、ネットワークドライブ、USBドライブ、SDカードなど | ファイルをコピーして、新しいPCに持ち運ぶ |
Microsoftのページには、クラウドにファイルをすばやく保存するには、OneDriveを使用することをお勧めするとも書かれています。
方法1:Windows バックアップ
準備
Microsoftのページには、Windows バックアップ アプリは、コンシューマー向けのデバイスに焦点を当てており、@outlook.com、@live.comなどの個人用のMicrosoftアカウントで使う。職場または学校のアカウントは使えないと書かれています。
古いPCでバックアップする
- Microsoftアカウントでサインインする(設定アプリの「アカウント」→「ユーザーの情報」で確認)
- スタートメニューで「Windows バックアップ」を検索して開く
- フォルダーのバックアップ:デスクトップ、ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージックのフォルダーを、OneDriveにバックアップするように切り替える
- 設定と基本設定のバックアップ:次の項目から選ぶ
- インストール済みのアプリ
- アクセシビリティ
- アカウント、Wi-Fiネットワーク、パスワード
- 壁紙、色、テーマ、スタート画面のレイアウトなどのパーソナライゼーション
- 言語設定と辞書
- その他のWindowsの設定
- 「バックアップ」を選択する
容量に注意
Microsoftのページには、無料のMicrosoftアカウントには5GBのOneDriveクラウドストレージが付属しており、必要に応じて、さらに購入できると書かれています。また、個人用設定のバックアップには、OneDriveへのサインインと使用可能な記憶域が必要。OneDriveのストレージが不足している場合、個人用設定の設定はバックアップされないとも書かれています。
バックアップ時にOneDriveからエラーが出た場合は、OneDriveにサインインしていない、ストレージが不足している、またはOneDriveに別の問題がある可能性があると、書かれています。
新しいPCで復元する
Microsoftのページには、新しいPCを入手した場合は、セットアップ時に、バックアップの作成に使ったのと同じMicrosoftアカウントでログインする。バックアップがあることを確認し、復元するかどうかを確認すると書かれています。
- 複数のPCをバックアップしている場合は、「その他のオプション」を選んで、復元元のバックアップを選べる
- アプリのピンは、元の場所に復元される。Microsoft Storeで利用できるアプリは、アプリのピンを選んで復元できる。Microsoft Storeで利用できないアプリは、Webからインストーラーをダウンロードする
- ファイルは、元のバックアップの作成に使ったのと同じMicrosoftアカウントで、OneDriveにサインインすることで、いつでも復元できる
つまり、アプリそのものが、そのまま新しいPCにコピーされるのではなく、アプリの「ピン」が復元され、Microsoft Storeにないアプリは、改めてインストーラーを入手するという整理になります(筆者の整理)。
Microsoft Edgeの設定
Microsoftのページには、お気に入りを整理して、好きなデバイスからWebを閲覧するには、Microsoft Edgeにサインインして、同期を有効にすると書かれています。
方法2:OneDrive
Microsoftのページには、Microsoftアカウントでサインインすると5GBの無料ストレージがあり、Microsoft 365に登録すると、1TBまたは2TBの共有OneDriveクラウドストレージがあると書かれています。
OneDriveを使う場合は、OneDriveの保存場所とインターネットアクセスが必要です。OneDriveの保存先の確認や変更は、関連記事「OneDriveの保存先はどこ?確認方法と変更手順」で整理しています。
方法3:外付けドライブなどの外部ストレージ
Microsoftのページには、USBドライブ、SDカード、外付けハードドライブなどの外部ストレージデバイスを使ってファイルを持ち運べる。最初に、ファイルをドライブにコピーしてから、新しいPCに転送すると書かれています。
| 手順 | 内容(公式サポート) |
|---|---|
| ① 接続する | 外部ストレージデバイスを現在のWindows PCに接続する |
| ② コピーする | エクスプローラーで、コピーするファイルやフォルダーを選び、外部ストレージにコピーする。ドキュメント、デスクトップ、ダウンロード、お気に入り、ミュージック、画像、ビデオなどの場所も忘れない |
| ③ 確認して取り外す | 外部ドライブを開いて、適切な場所に保存されていることを確認し、PCから切り離す前に「取り出し」を選ぶ |
| ④ 新しいPCに接続する | エクスプローラーの「この PC」から、外部ドライブを開く |
| ⑤ コピーする | ファイルを選んで、切り取りまたはコピーし、貼り付ける。転送するファイルの数とサイズによっては時間がかかる |
| ⑥ 確認する | 新しい場所で、ファイルが正常に転送されたことを確認する |
外部ストレージの容量や、おすすめの製品については、今回確認した公式情報には書かれていませんでした。
「PC間転送」機能について
Microsoftのサポートページ「ファイルと設定を新しいWindows PCに転送する」には、新しいPCのセットアップ時に、古いPCから新しいPCへ、ファイルや設定を転送する機能が、以前、説明されていました。しかし、そのページの冒頭には、「この機能は使用できなくなりました。代わりにWindows バックアップと復元を使用します」と書かれています。
古い解説記事や動画に、この方法が載っていることがあります。現在は、Windows バックアップ(方法1)か、OneDrive(方法2)、外部ストレージ(方法3)を使うのが、公式サポートの案内です。
移行の前後に確認したいこと(筆者の整理)
以下は、公式サポートの内容をもとにした、筆者の整理です。
| タイミング | 確認すること |
|---|---|
| 移行前 | 使っているMicrosoftアカウントが、個人用か(職場・学校用ではWindows バックアップが使えない) |
| 移行前 | OneDriveの空き容量(無料は5GB)。足りない場合は、外付けドライブを併用するか、容量を購入する |
| 移行前 | 移したいフォルダーが、デスクトップ・ドキュメントなど以外の場所にないか |
| 移行前 | Microsoft Storeにないアプリの、インストーラーやライセンス情報(各アプリの公式サイトで確認) |
| 移行後 | 新しいPCで、ファイルが開けるか、必要なアプリが動くか |
| 移行後 | 古いPCは、移行が完全に済んだことを確認するまで、初期化しない |
公式情報で確認できなかったこと
- 有料のデータ移行ソフト・専用ケーブルの、比較や費用(この記事では扱いません)
- 店舗や業者の、データ移行サービスの内容と費用
- データの量ごとの、転送にかかる時間の目安
- Windows バックアップで、復元できないアプリや設定の完全な一覧(Microsoftのページには、「Windows バックアップ設定カタログ」が案内されています)
- 各アプリのライセンスの引き継ぎ方法(アプリごとの公式情報で確認してください)
- 職場や学校のアカウントでの、データ移行の方法
よくある質問(FAQ)
Q1. 一番簡単な方法は、何ですか。
Microsoftのページには、クラウドにファイルをすばやく保存するにはOneDriveの使用をお勧めする、と書かれています。ただし、無料の容量は5GBです。写真や動画が多い場合は、容量を確認してください。
Q2. アプリも、そのまま新しいPCに移りますか。
Microsoftのページには、アプリのピンは元の場所に復元され、Microsoft Storeで利用できるアプリは復元できる。Storeにないアプリは、Webからインストーラーをダウンロードすると書かれています。
Q3. パスワードも、移りますか。
Windows バックアップの設定項目には、「アカウント、Wi-Fiネットワーク、パスワード」が挙げられています。個別のサービスやブラウザーのパスワードがどこまで移るかは、今回確認した資料には、書かれていませんでした。
Q4. 会社のPCでも、Windows バックアップを使えますか。
Microsoftのページには、職場または学校のアカウントは使えないと書かれています。
Q5. 古いPCは、いつ初期化していいですか。
新しいPCで、ファイルとアプリの動作を確認してからです(筆者の整理)。初期化の前の確認は、関連記事「古いPCを売る・譲る前の初期化」で整理しています。
まとめ
- データ移行は、Windows バックアップ、OneDrive、外部ストレージの3つの方法が、公式サポートで案内されている
- Windows バックアップは、個人用のMicrosoftアカウントで使う。無料のOneDriveは5GBで、容量が足りないと設定が保存されない
- アプリは、ピンが復元される。Storeにないアプリは、改めてインストーラーを入手する
- 新しいPCのセットアップ時の「PC間転送」機能は、使用できなくなった
- 古いPCは、新しいPCでの確認が終わるまで、初期化しない
参考にした公式情報(2026年11月2日確認)
- Microsoft サポート「Windows バックアップを使用したバックアップと復元」:https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/experience/backup-recovery/back-up-and-restore-with-windows-backup
- Microsoft サポート「ファイルを新しい Windows PC に移動する」:https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/experience/backup-recovery/move-your-files-to-a-new-windows-pc
- Microsoft サポート「外部ストレージ デバイスを使用してファイルを新しい Windows PC に移動する」:https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/experience/backup-recovery/move-your-files-to-a-new-windows-pc-using-an-external-storage-device
- Microsoft サポート「ファイルと設定を新しい Windows PC に転送する」:https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/experience/backup-recovery/transfer-your-files-and-settings-to-a-new-windows-pc
