パソコンが突然起動しなくなったとき、あらかじめ準備しておくべきなのが「回復ドライブ」です。今回は、その作成手順を解説します。
この記事でわかること
- 「リカバリーディスク」ではなく「回復ドライブ」と呼ばれる理由
- 回復ドライブを作成する手順
- 必要なUSBメモリの容量
- 回復ドライブの使い方
結論から言うと、Windows 8以降、光学ディスク(CD・DVD)ではなくUSBメモリを使った「回復ドライブ」の作成が標準的な方法となっており、検索バーで「回復ドライブの作成」と検索するだけで、専用のツールをすぐに起動できます。
1. なぜ「ディスク」ではなく「ドライブ(USB)」なのか
かつてはCD・DVDを使った「リカバリーディスク」が一般的でしたが、光学ドライブを搭載しないパソコンが増えたことなどから、現在はUSBメモリを使う「回復ドライブ」が標準的な方法になっています。「リカバリーディスク」という言葉で検索しても、実際にはこの「回復ドライブ」の作成手順にたどり着くのが実情です。
2. 回復ドライブを作成する手順
- スタートメニューの検索欄で「回復ドライブの作成」と入力し、選ぶ
- 「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」にチェックが入っていることを確認し、「次へ」を選ぶ
- 案内に従って、準備が完了するまで待つ
- USBメモリをパソコンに接続する
- 使用するUSBメモリを選び、「次へ」を選ぶ
- 「作成」を選んで、回復ドライブの作成を開始する
3. 必要なUSBメモリの容量
パソコンの状態によって異なりますが、目安として16GB以上、環境によっては32GB以上のUSBメモリが求められる場合があります。作成前に、案内される容量を確認しましょう。
4. USBメモリ内のデータはすべて消去される
回復ドライブの作成には、USBメモリ内のすべてのデータが消去されます。重要なデータが入っていないか、事前に確認してから作業を始めましょう。
5. 「システムファイルをバックアップする」にチェックを入れる理由
このチェックを入れておくことで、単なる修復ツールとしてだけでなく、Windows自体の再インストールにも使える回復ドライブを作成できます。作成に時間はかかりますが、より万能な備えになります。
6. 回復ドライブの使い方
パソコンが起動しなくなった際は、作成した回復ドライブをUSBポートに挿し、パソコンをUSBから起動する設定に変更することで、トラブルシューティングツールや、システムの復元機能にアクセスできます。
7. 定期的に作り直す必要はあるか
回復ドライブは、一度作成すれば長期間保管しておけますが、大きなアップデート(バージョンアップ)を行った後は、念のため新しく作り直しておくと、より確実です。
8. 会社支給のパソコンでの注意点
会社の管理ポリシーによっては、回復ドライブの作成自体が制限されている場合があります。作成する前に、情報システム部門に確認しましょう。
まとめ
- 現在は「リカバリーディスク」ではなく「回復ドライブ(USB)」が標準的な方法
- スタートメニューで「回復ドライブの作成」を検索し、ツールを起動する
- 「システムファイルをバックアップする」にチェックを入れておくと、より万能に使える
- USBメモリ内のデータはすべて消去されるため、事前に確認する
よくある質問(FAQ)
Q. 作成した回復ドライブは、他のパソコンでも使えますか?
「システムファイルをバックアップする」を選んで作成した回復ドライブは、基本的に作成したパソコン専用です。
Q. 回復ドライブとインストール用USB(ISOから作成)は同じものですか?
異なる用途のものです。回復ドライブは既存のシステムの修復向け、インストール用USBは新規インストール向けです。
Q. 回復ドライブを使う機会がないまま、USBメモリを他の用途に使い回しても大丈夫ですか?
いざというときに使えなくなるため、回復ドライブとして作成したUSBメモリは、そのまま保管しておくことをおすすめします。

