
※イメージ画像です(AIにより生成)
「Windows 10のサポートが終わる話は聞いたけど、Windows 11にも期限があるの?」。PC教室で講師をしていたころ、こんな質問を何度も受けました。実は、Windows 11にも、バージョンごとに「サポート期限」があります。そして、今、多くのご家庭で使われている24H2のHome・Proは、2026年10月に期限を迎えます。
この記事を書いている今日は2026年10月6日。期限まで、あまり日数がありません。「何を確認して、何をすればいいのか」を、難しい用語を使わずに順番に整理します。
結論:24H2を使っているなら、25H2か26H2へ更新しておく
先に要点です。
- 24H2のHome・Proは、2026年10月13日までのサポートと案内されている
- 期限を過ぎると、そのバージョンにはセキュリティ更新プログラムが届かなくなる
- 対処は、25H2か26H2への更新。小さな有効化パッケージで、ほとんどの場合は再起動1回で済むと、Microsoftが説明している
- 確認は「winver」の1コマンド、更新は「設定」→「Windows Update」から行える
この記事でわかること
- 自分のパソコンが対象かを確認する方法
- 期限を過ぎるとどうなるのか
- 25H2と26H2、どちらに更新すればよいか
- 期限までの進め方(今日からのスケジュール)
- 更新できない・不安なときの考え方
24H2のサポート期限と、各バージョンの期限
Microsoftのライフサイクルページに載っている、Windows 11 Home・Proの主なバージョンの期限です。
| バージョン | 提供開始 | サポート終了(ページ上の表記) |
|---|---|---|
| 26H2 | 2026年9月29日 | 2028年10月ごろ |
| 25H2 | 2025年9月30日 | 2027年10月13日 6:59 |
| 24H2 | 2024年10月1日 | 2026年10月14日 6:59 |
| 23H2 | 2023年10月31日 | 2025年11月12日 6:59 |
24H2の終了日は、ページ上では「10/14 6:59」と時刻つきで書かれています。Microsoftの案内では「2026年10月13日まで」と表現されることが多く、この記事でも「10月13日まで」と表現します。細かい日付よりも、「10月中旬に期限を迎える」と覚えておけば十分です。
この表は、Home・Pro・Pro Education・Pro for Workstationsなどのエディションに適用されるものです。会社や学校で使われるEnterprise・Educationエディションは、別のページで期限が管理されていて、この記事では確認していません。
期限を過ぎるとどうなる?
サポートの期限を過ぎても、パソコンが突然使えなくなることはありません。ただし、次のような変化があります。
- 月例のセキュリティ更新プログラムが届かなくなる
- 不具合の修正プログラムが届かなくなる
- 新しく見つかった弱点が、修正されないまま残る
つまり、「今日まで普通に使えていたパソコンが、明日から急に壊れる」わけではなく、少しずつ、危険な状態に近づいていくのが問題です。ウイルスや不正アクセスの手口は日々新しくなるため、更新が止まったまま使い続けるのは、おすすめできません。
自分のパソコンは対象?確認する方法
まず、今のバージョンを確認しましょう。
- キーボードの「Windowsキー」と「R」を同時に押す
- 「winver」と入力して、「OK」を押す
- 表示された画面の「バージョン」を見る
見たバージョンによって、次のように考えます。
| 表示されたバージョン | 状況 |
|---|---|
| 24H2 | 2026年10月13日までのサポート。25H2か26H2への更新が必要 |
| 25H2 | 2027年10月ごろまで。急ぎではない |
| 26H2 | 2028年10月ごろまで。当面は心配なし |
| 23H2以前 | すでにサポート期間を過ぎている。早めの更新が必要 |
「Windows 11」ではなく「Windows 10」と表示される方は、この記事の対象ではありません。Windows 10については、姉妹記事「Windows10のサポートは終了済み|今からできる対策を解説」をご覧ください。
25H2と26H2、どちらに更新する?
24H2から更新する場合、25H2と26H2のどちらも選べる可能性があります。公式ページでは、26H2は「25H2および24H2を実行している対象デバイス」に、有効化パッケージとして提供されると説明されています。
どちらを選ぶか迷ったときの考え方をまとめます。
| 考え方 | 内容 |
|---|---|
| 期限を長くしたい | 26H2のほうが、サポート期間が約1年長い |
| 登場したばかりが不安 | 25H2に更新して、様子を見る選択もある(ただし、25H2も2027年10月に期限が来る) |
| Windows Updateに表示されたものに従う | 表示された更新に従うのが、いちばん確実 |
細かい違いを気にするより、「期限を過ぎないこと」を最優先にしてください。Windows Updateの画面に表示された更新を、そのまま進めるのが、いちばん迷わない方法です。
期限までの進め方(今日からのスケジュール)
期限まで日数が少ないため、次のような順序で進めるのがおすすめです。
今日〜明日:確認と準備
- 「winver」でバージョンを確認する
- 大切なデータ(写真・書類)をバックアップする
- ノートパソコンの場合は、ACアダプターをそばに用意する
2〜3日以内:更新を実行する
- 「スタート」→「設定」→「Windows Update」を開く
- 「更新プログラムのチェック」を押す
- 25H2や26H2の更新が表示されたら、ダウンロードとインストールを進める
- 再起動を求められたら、再起動する
- もう一度「winver」を実行し、バージョンが変わったか確認する
更新中に電源を切ってしまうと、トラブルの原因になります。途中で止めてよいのかどうかは、姉妹記事「Windows11のアップデートを途中で止めてもよいか」で詳しく解説しています。
期限の前日まで:最終確認
- 更新が終わっていなければ、Windows Updateの状態を確認する
- 「一時停止」にしていないか、保留中の更新がないか見直す
更新が表示されない・うまくいかないとき
次の点を、順番に確認してみてください。
- Windows Updateが一時停止になっていないか:「Windows Update」画面の「更新の一時停止」の状態を確認する
- 他の更新が先に待っていないか:保留中の更新プログラムを先に済ませる
- 再起動していないか:更新後の再起動が待たれていることがある
- 空き容量は足りているか:ストレージに余裕があるか確認する
- 会社・学校のパソコンではないか:管理者が更新を管理している場合は、自分で進められない
それでも解決しない場合は、無理にいろいろ試さず、メーカーのサポートや、近くの詳しい方に相談するのも一つの方法です。
なお、更新の案内が届く時期や順番について、今回の26H2に関する詳しい情報は、公式ページからは確認できていません。表示されないからといって、すぐに異常だと決めつけないでください。
更新したくない・できないパソコンの場合
古いパソコンなどで、どうしても更新が難しい場合もあるかもしれません。その場合の考え方を整理します。
- 更新できない理由を、まず確認する:容量不足、更新の不具合、パソコンの故障など、原因によって対処が変わる
- ネットにつなぐ作業を減らす:サポート期限が切れたバージョンを使い続ける場合、インターネットでの作業は特に注意が必要
- 買い替えも選択肢のひとつ:古くて更新ができない場合は、買い替えを考える時期かもしれない
「うちのパソコンは古いけど、まだ使いたい」というお気持ちは、よく分かります。ただ、セキュリティ更新が届かない状態で、ネットバンキングやクレジットカードの入力を行うのは、リスクが高まります。更新できるパソコンを使うことを、おすすめします。
まとめ
- Windows 11 24H2のHome・Proは、2026年10月13日までのサポートと案内されている
- 期限を過ぎると、セキュリティ更新プログラムが届かなくなる
- 「winver」でバージョンを確認し、24H2なら25H2か26H2へ更新する
- 更新は「設定」→「Windows Update」から。ほとんどの場合、再起動は1回
- 期限まで日数が少ないため、バックアップ→更新→確認の順で、早めに進める
よくある質問(FAQ)
Q. 10月13日を過ぎたら、パソコンは使えなくなりますか?
使えなくなることはありません。ただし、そのバージョンには、新しいセキュリティ更新プログラムが届かなくなります。
Q. 更新すると、データは消えますか?
有効化パッケージによる更新は、OSを入れ直すものではありません。それでも、万が一に備えて、バックアップを取ってから進めてください。
Q. 25H2を飛ばして、26H2にしてもいいですか?
公式ページでは、26H2は25H2・24H2の両方から、有効化パッケージで移行できると説明されています。Windows Updateに表示されたものに従えば、問題ありません。
Q. Home版とPro版で、期限は違いますか?
ライフサイクルページでは、Home・Pro・Pro Education・Pro for Workstationsは、同じ表で期限が示されています。
Q. 会社で使っているWindows 11も、同じ期限ですか?
Enterprise・Educationエディションは別のライフサイクルページで管理されていて、この記事では確認していません。会社のパソコンは、管理者の指示に従ってください。
